警備業で導入が進むウェアラブルカメラとは?安全・効率・証拠力アップの理由を解説

警備業で導入が進むウェアラブルカメラとは?安全・効率・証拠力アップの理由を解説

警備業界では、現場の安全確保やトラブル防止、業務効率化がますます求められています。 近年注目されているのが、警備員が身につけて現場の映像や音声を記録できる「ウェアラブルカメラ」です。

「現場でのトラブルを減らしたい」「証拠をしっかり残したい」「巡回報告を効率化したい」
そんな課題を解決するツールとして、ウェアラブルカメラを導入する警備会社が急増しています。

本記事では、

・警備業で導入が進む理由
・安全、業務効率、証拠力アップの具体的な効果
・導入時の注意点
・警備業におすすめの製品

を分かりやすく解説します。
これからウェアラブルカメラを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

警備業で注目されるウェアラブルカメラとは

警備業界では、現場で発生するトラブルや不審者対応、巡回業務の報告など、正確な記録と迅速な判断が求められています。

そのニーズに応えるツールとして注目されているのが「ウェアラブルカメラ」です。
警備員が身につけて映像や音声を記録できるこのカメラは、近年多くの警備会社が導入を始めており、現場の安全性と業務品質を大きく向上させています。

ウェアラブルカメラとは

ウェアラブルカメラとは、身体に装着して使用する小型カメラのことです。
胸部や肩、帽子などに取り付けることで、警備員の目線に近い映像を記録できます。
警備業務では、現場の状況をリアルタイムで記録することで、以下のような目的に活用されています。

・現場でのトラブルや事故の証拠記録
・不審者や危険行為への抑止効果
・本部や管理者への映像共有による迅速な指示出し

ウェアラブルカメラの基本機能(録画・通信・音声記録など)

最新のウェアラブルカメラには、警備業務に役立つ多彩な機能が搭載されています。

高画質録画機能
 フルHDや4K対応で、暗所でも鮮明な映像を記録可能。

音声記録機能
 現場での会話や指示内容をそのまま残せるため、証拠能力が高い。

リアルタイム通信機能
 映像を本部へライブ配信し、状況に応じた遠隔指示が可能。

長時間稼働・防水防塵仕様
 屋外巡回や長時間勤務でも安心して使用できる設計。

クラウド保存・再生機能
 記録データをクラウドに保存して簡単に検索・共有できる。

これらの機能により、警備員が現場で何を見て、どう行動したかを正確に残せるため、トラブル対応や報告業務の効率化に直結します。

警備現場で使われる主なシーン(巡回、イベント警備、施設警備)

ウェアラブルカメラは、さまざまな警備シーンで活用できます。

巡回警備
 建物や駐車場の巡回中に異常を発見した際、映像を記録しながら本部に報告可能。

イベント警備
 混雑する会場でのトラブルや迷子対応、暴力行為の抑止に効果的。

施設警備
 オフィスビルや工場などでの入退室管理や不審者対応の証拠確保に役立つ。

現金輸送・要人警備
 万が一の襲撃やトラブルに備え、客観的な記録を残すことが可能。

このように、ウェアラブルカメラは日常的な巡回から大型イベントまで幅広い現場で活用され、安全性の向上と業務の見える化に貢献しています。

導入が進む理由① 警備員の「安全性」が向上する

警備業務では、深夜の巡回や不特定多数が集まるイベント警備など、常にリスクが伴います。 ウェアラブルカメラを装着することで、現場の安全性が高まり、警備員の負担や危険が軽減されます。

現場での危険行為の抑止効果(カメラがあることでトラブル予防)

カメラが「常に記録している」ことが可視化されると、
不審者や迷惑行為をする可能性のある人に対して大きな抑止力となります。

・不審者がトラブルを起こす前に行動を控える

・酔客やクレーマーの暴言・暴力行為を防止

・警備員の対応が適正であることを証明できる

結果として、現場でのトラブル自体が減少し、警備員の精神的負担も軽くなるのです。

本部からの遠隔支援が可能(緊急時に指示・救援を呼べる)

ウェアラブルカメラの多くは、映像をリアルタイムで本部に送信できる機能を備えています。
これにより、現場で異常が発生した際に以下の対応が可能になります。

・本部が状況を確認し、的確な指示を即時に出せる

・必要に応じて応援要員や警察を手配できる

・危険な現場で警備員が一人で判断するリスクを減らせる

特に夜間や人手の少ない時間帯の巡回では、「一人ではない」という安心感が大きな支えになります。

暴力や不審者対応の証拠として残せる

万が一、暴力行為や不審者対応が発生した場合でも、
ウェアラブルカメラの映像は客観的な証拠として残せます。

・警察への通報時に証拠映像として提出可能

・依頼主(施設管理者やイベント主催者)への報告が正確になる

・警備員自身を守るための記録(不当なクレーム防止)

これにより、事後対応がスムーズになり、警備会社としての信頼性も向上します。

導入が進む理由② 業務の「効率化」に役立つ

警備業務では、巡回報告や異常発生時の記録、複数現場の状況把握など、日々の記録業務と情報共有が欠かせません。
ウェアラブルカメラを導入することで、これらの作業を効率化し、警備員の負担を大きく減らすことができます。

巡回業務の記録を自動化できる(報告書作成の手間削減)

従来の警備業務では、巡回後に紙やPCで報告書を作成する必要がありました。
ウェアラブルカメラなら、巡回中の映像がそのまま記録として残るため、

・巡回経路や確認ポイントを後から確認できる

・異常箇所の映像を添付するだけで報告完了

・記録ミスや書き漏れの防止

が可能になります。結果として、報告書作成の時間を短縮し、警備員が本来業務に集中できるようになります。

リアルタイムで状況共有できる(複数現場の管理がスムーズに)

本部と映像をリアルタイムで共有できる機能を使えば、
複数の現場を同時に監督・サポートすることが容易になります。

・異常発生時に即座に状況を把握し、迅速な判断が可能

・現場責任者が複数拠点をまとめて管理できる

・本部が巡回状況をモニタリングし、必要に応じて指示

これにより、限られた人員でも効率的に多くの現場をカバーできます。

教育・研修で活用(映像を振り返り、業務改善につなげる)

記録された映像は、教育や研修の教材としても活用できます。

・新人警備員への教育で、現場の動きをリアルに伝えられる

・トラブル対応の良い例・悪い例を共有して再発防止

・業務プロセスの改善やマニュアル作成に活用

映像を使った研修は理解度が高く、現場対応力の底上げと業務品質の向上に直結します。

導入が進む理由③ 「証拠力」が高まりトラブル対応が強化される

警備の現場では、クレーム対応やトラブル処理、事故の報告など、事実関係の確認が欠かせません。
ウェアラブルカメラで映像と音声を記録しておけば、後から客観的に状況を確認でき、不当なクレームや誤解を防ぎ、スムーズな解決につながります。

クレームや不当要求への対応に有効(「言った言わない」を防ぐ)

警備員は、利用客や近隣住民からのクレーム対応を行う場面が少なくありません。
その際に「言った・言わない」の水掛け論になると、解決までに時間と労力がかかります。
ウェアラブルカメラの映像と音声記録があれば、

・当時のやり取りを正確に再現できる

・不当な要求や理不尽なクレームへの対処がしやすい

・警備員を守るエビデンスとして活用できる

など、現場スタッフの精神的負担を減らし、冷静かつ公平な対応が可能になります。

事故・事件の客観的証拠として活用可能

施設内での転倒事故、駐車場での接触事故、不審者侵入といった事案が発生した際、
映像記録は最も信頼性の高い証拠になります。

・映像により当時の状況や警備員の行動を第三者に説明しやすい

・警察や保険会社への報告資料として提出できる

・事後対応や原因究明が迅速に進む

これにより、責任の所在を明確化し、不要なトラブルや損害賠償リスクを回避できます。

顧客や依頼主への信頼性アップにつながる

「現場の状況をきちんと記録している」という事実は、依頼主にとって大きな安心材料です。

・報告書に映像を添付することで、状況を一目で理解してもらえる

・トラブル発生時の対応力が可視化され、契約継続や評価向上につながる

・セキュリティ体制の透明性を高め、信頼できる警備会社として差別化できる

結果として、顧客満足度の向上や新規契約の獲得にもつながります。

警備業でウェアラブルカメラを導入する際の注意点

ウェアラブルカメラは、警備員の安全確保や業務効率化に大きく貢献しますが、
導入する際はプライバシーやコスト、現場への定着といった課題にも目を向ける必要があります。
ここでは、スムーズな運用のために押さえておきたい3つのポイントを解説します。

プライバシーへの配慮(撮影範囲・録画データ管理のルール化)

カメラで常時録画する以上、プライバシー侵害への配慮は必須です。

・撮影範囲を必要最低限に設定する(トイレや更衣室など撮影禁止エリアの明確化)

・録画データの保存期間・閲覧権限を社内ルールとして整備する

・個人情報保護法や施設側のコンプライアンス規定を遵守する

といった対応が必要です。
事前に「どの場面で録画するか」「誰がデータを扱うか」を明確にし、従業員や関係者に周知することで、トラブルを未然に防げます。

コスト面(初期費用・通信費・保守費用)

ウェアラブルカメラの導入には、以下のコストが発生します。

初期費用:カメラ本体、充電器、装着用クリップやマウント

通信費:リアルタイム配信機能を使う場合はSIMやWi-Fi環境が必要

保守費用:故障時の修理や交換、ソフトウェア更新

導入前に、月額コストと運用体制を試算しておくと安心です。
また、クラウド型サービスを選べばデータ保存や管理コストを削減できるケースもあります。

現場への浸透(警備員への教育や操作のしやすさ)

せっかく導入しても、現場で使いこなせなければ意味がありません。

・装着方法や録画開始のタイミングなど、操作教育をしっかり行う

・長時間勤務でも負担にならない軽量・防水仕様の機種を選ぶ

・トラブル時に誰でもすぐ使えるよう、マニュアルやチェックリストを整備

といった工夫が必要です。
現場の警備員からのフィードバックを反映し、
「使いやすい」「頼りになる」と思えるツールにすることで定着が進みます。

警備業におすすめのウェアラブルカメラ「VALTECウェアラブルカメラ」

警備業におすすめのウェアラブルカメラ「VALTECウェアラブルカメラ」

警備業に特化したウェアラブルカメラをお探しなら、VALTEC(バルテック)のウェアラブルカメラがおすすめです。
現場の安全確保と効率化を目的に設計されており、警備員がストレスなく使える仕様になっています。

特徴① 高画質・広角レンズで現場をしっかり記録

フルHD画質で細部まで鮮明に録画
・広角レンズ採用で、周囲の状況を広くカバー
・夜間対応の暗視モード搭載で、深夜警備や薄暗い施設でも安心

事故やトラブルの発生時、証拠力の高い映像を確保できます。

特徴② リアルタイム映像共有&インカム機能で複数人に同時指示

・LTE通信対応で、本部とリアルタイムで映像共有可能
・インカム機能搭載で、複数人への音声指示・会話が同時に可能
・トラブル発生時にワンタッチでSOS通知、本部が即座に状況把握が可能

POINT

VALTECはIP電話メーカーとしてソフト開発を行っており、通信技術を活かした安定した音声通話と会話共有が可能です。
これにより現場の連携がスムーズになり、複数拠点の警備も一元管理できます。

特徴③ 勤怠管理と連動して打刻漏れ防止

・カメラを使った顔認証でタイムカード打刻が可能
・打刻時にGPS位置情報を取得するため、不正打刻を防止
・勤怠データはクラウドに自動連携され、管理の手間を削減

警備員が現場到着と同時に打刻できるため、勤務時間の正確性と透明性が確保されます。

特徴④ 長時間稼働&防水・防塵対応

・最大10時間連続録画で長時間勤務に対応
IP68防水・防塵規格対応で、雨天や水濡れ現場でも安心
・軽量設計で長時間装着しても疲れにくい

屋外イベント警備や夜間巡回など、過酷な環境でも安定して稼働します。

特徴⑤ 導入後の運用サポートも充実

・クラウド録画サービスとセットで、データ管理が簡単
・導入時の操作研修やマニュアル提供あり
・故障時は迅速に交換・修理対応

初めてウェアラブルカメラを導入する企業でも、スムーズに運用を開始できます。


VALTECのウェアラブルカメラと他社との比較
項目 バルテック
ウェアラブルカメラ
一般的なボディカメラ
防水・防塵性能 IP68対応で水没・粉塵環境でも使用可能 IP65〜67が一般的
通信機能 LTE対応でリアルタイム映像共有+インカム機能で複数人同時通話 映像は録画のみ
(リアルタイム共有不可の機種が多い)
音声共有 IP電話メーカー開発の安定した音声品質 単体録音のみ、通話機能なし
勤怠管理連動 顔認証+GPS打刻で正確な勤怠管理が可能 勤怠連動機能なし
連続稼働時間 最大10時間 6〜8時間程度が多い
インカム機能 インカム機能があり、端末にて複数人同時通話可能 インカム機能がなく、別途無線機の端末が必要
導入サポート 導入時研修・マニュアル提供・故障時迅速対応 製品のみ提供、運用サポートは限定的
活用シーン 巡回・イベント・施設警備から要人警備までカバー 主に記録用、報告業務への活用は限定的

まとめ|ウェアラブルカメラは警備業の新しいスタンダードへ

ウェアラブルカメラは、

安全性の向上(危険行為の抑止・遠隔支援・証拠映像)
業務の効率化(巡回記録の自動化・リアルタイム共有・教育活用)
証拠力の強化(クレーム防止・事故対応・顧客への報告信頼性アップ)

という、警備業務に欠かせない3つのメリットを同時に実現します。特に、VALTECのウェアラブルカメラ

SOSボタンで緊急通報が可能
インカム機能で本部と通話可能
高画質で現場映像を録画・配信

と、従来は別々に持ち歩いていた「無線機」「緊急通報機器」を 1台に集約することもできるオールインワン端末です。

現場スタッフの負担を減らしながら、
安全性・業務効率・顧客満足度をすべて高められる――
そんな次世代の警備装備として、今後ますます普及が進むでしょう。

導入を検討するなら、まずはデモ機で使い勝手を体験するのがおすすめです。


投稿日: 2025年09月25日、
カテゴリー: ウエアラブルカメラ
ウエアラブルカメラ
ウエアラブルカメラ
運営:株式会社バルテック
特徴1
リアルタイムの双方向通信とGPS機能
特徴2
最高等級の防塵・防水性能(IP68)
特徴3
ハンズフリーで作業を阻害しない
特徴4
暗視対応の高感度センサー
特徴5
試験会場の監視・現場遠隔確認など対応
#警備業で導入が進むウェアラブルカメラとは?安全・効率・証拠力アップの理由を解説