増加するセルフ脱毛サロン、無人での24時間営業を実現するシステム

増加するセルフ脱毛サロン、無人での24時間営業を実現するシステム

コロナ禍で営業停止を余儀なくされたエステや脱毛サロン。Withコロナ時代の新しい営業形態として、「セルフサロン」や「無人脱毛サロン」が人気を集めています。当記事では、セルフ脱毛サロンの市場拡大の理由や今後の予測、24時間無人運営を実現する施設予約システムをご紹介します。

コンテンツの目次
  1. エステティック業界の市場動向
  2. 好調な脱毛サロン市場
  3. 注目を集める「セルフ脱毛サロン」
  4. 24時間無人運営を可能にするシステム

1. エステティック業界の市場動向

近年の市場動向・コロナの影響

株式会社矢野経済研究所の調査によると、2020年度のエステティックサロン市場規模は事業者売上高ベースで3,436億円でした。そのうち、800億円超が脱毛サロンでの売り上げといわれています。

エステティックサロン市場は近年横ばい状態が続いていましたが、2020年度は前年度比94.7%と大幅に縮小。緊急事態宣言から多くのサロンが営業休止を余儀なくされ、売り上げにも影響したことが読み取れます。

今後の市場動向・予測

2021年度のエステティックサロン市場規模は、事業者売上高ベースで3,480億円前年度比101.3%と予測されています。新型コロナウイルスの収束見通しが立たないため限定的な条件に基づくものの、回復基調と予測されています。

感染防止策として個室での施術が増えたこともあり、自粛疲れから癒しを求める顧客が増加。コロナ前の水準には満たないものの、最悪の状況ではないと言えるでしょう。ソーシャルディスタンスに配慮したコロナ禍の楽しみとして、客足が戻ると予測されています。

2. 好調な脱毛サロン市場

売り上げ好調の理由

売上高800億円を超える成長産業である脱毛市場。市場拡大を続ける背景には以下のような理由が挙げられます。

好調の理由① 高い需要

日本人女性の73%がムダ毛に悩み、その年齢層は10代~50代と幅広い事が調査で判明しています。ニーズは今後も拡大すると予測されており、低年齢層の女性や男性向けの脱毛機器・サロンも急増しています。

好調の理由② 技術や資格が不要であること

脱毛の施術を行うために必要な資格や技術はないため、短期間で一人前のエステティシャンになることができます。そのため人件費を最小限に抑えることが可能です。

好調の理由③ 低価格化

数年前までは、100万円前後が相場であった全身脱毛。最近では20~30万円程度に料金が下がったことから、気軽に脱毛サロンに通う女性が増加しました。「低価格・高品質」を掲げ、消費者ニーズに答えている脱毛サロンが業績を伸ばしています。

注目されているトピック

顧客層の拡大
幅広い年代の女性の需要が高い脱毛市場ですが、今後はその顧客層がさらに拡大すると考えられています。
水泳やダンス・バレエなど露出の多い衣装の習い事をする子どもや、男性の美意識向上による男性脱毛のニーズも急増。老若男女問わず、脱毛はエチケット化されると推測されています。

サロン形態の多様化
近年では技術を持たない人でも安全に施術ができる機器が増加し、顧客自身が施術を行う「セルフ脱毛サロン」や、自宅で施術可能な脱毛機器も普及しました。サロンに通う必要がなく全国どこでも脱毛ができることから、市場を拡大していくと考えられています。

3. 注目を集める「セルフ脱毛サロン」

コロナ禍で最も注目を集めているのが、「セルフ脱毛サロン」です。これまでセルフエステと言えば自宅でケアする形態が一般的でしたが、数年前から業務用の美容機器を店頭で貸し出す形態が増加、爆発的な流行となっています。

セルフ脱毛サロンのメリット

消費者庁の調査では、10代・20代の女性から寄せられる「エステティックサービス」に関する相談では、「脱毛エステ」に関するものが最も多いことが分かっています。「脱毛エステを中途解約したが、店が色々なことを理由に精算金を返金しない」など、契約に関するトラブルが後を絶ちません。

セルフ脱毛サロン「CLEVY」を経営する株式会社feileBは、セルフ脱毛サロンは現代の脱毛業界が抱える課題、<過剰なセールス><不明瞭な価格><予約の取りづらさ>を解決するといいます。

「CLEVY」では、需要が高い若年齢層が安心して通えるよう「明朗会計」「低価格・高品質」「通い放題」を実現。無人店舗のため過剰なセールスに困ることはなく、人件費を削減することで低価格・高品質のサービス提供を可能にしています。さらに、月額制・通い放題の明朗会計により、契約に関するトラブルを減らす取り組みを行っています。

セルフ脱毛サロン拡大の理由

セルフ脱毛サロン増加の背景には、以下のような理由が挙げられます。

拡大の理由① エステティシャンの人材不足

労働人口が低下していることから、エステティック業界に限らず人材不足に陥っている企業が多く存在します。
特に都心部でOL層をターゲットにしている脱毛サロンでは、平日の夜や土日に予約が集中するため、一度に大勢の施術が可能なセルフ脱毛サロンは人気を集めています。

拡大の理由② 低価格で高品質な機械の登場

セルフエステや脱毛は、一昔前まではエステティシャンの技術ありきでのビジネスでした。
しかし、機械の進化が進み、低価格で品質の良い機械が複数登場したことで、初めて使用する方でもトラブルなく結果がだせる機械が増えたこともあり、エステや脱毛のセルフ化が進んでいます。

拡大の理由③ 異業種の参入による認知度向上

従来、セルフエステの存在は一般的に知られていませんでしたが、「じぶんdeエステ」が認知拡大に広告費をかけたことをきっかけに認知度が格段に上がりました。安く高品質なサービスを求める若年層からの注目を集め、近年のセルフエステ・脱毛サロンの流行につながっています。

セルフ脱毛サロン今後の予測

人気を集めるセルフ脱毛サロンですが、以下のような理由で全国的な広がりはあまり期待できないと考えられています。ただし、今後も他業界からの参入は進むと見られ、戦略次第ではさらに成長が見込めるビジネススキームといわれています。

<セルフ脱毛サロン業界の懸念>
① 機械の台数をそろえるための先行投資が高額
② 働き盛りのOLの利用率が高く、地方での成長が期待できないと考えられている
③ 自分で機械を使いこなせない人は受け入れづらい


代表的なセルフ脱毛サロン

CLEVY
セルフ脱毛サロン ハイジ
完全無人24時間セルフ脱毛サロン アーデルハイド
VIVIMO 渋谷 セルフ脱毛サロン


4. 24時間無人運営を可能にするシステム

「人に会わずに施術ができる」「24時間いつでも脱毛が可能」といった柔軟性を売りにしているセルフ脱毛サロンでは、人件費を抑えつつ安全に24時間営業を実現するシステムが必要です。

スマホ1台で完結する予約・解錠システム

弊社が提供する施設予約システムでは、スマートフォン1台で施設の予約~解錠までを行うことが可能です。手動で受付や入退室の管理をする必要がなくなり、無人施設でも安全に運営することができます。



特長① 会員はスマートフォンアプリでエントランス解錠が可能
ウェブサイトからサロン内の個室・ブースの予約を登録。入室時にはQRコードで解錠を行うため、予約者以外が入室することはできません。若年層・女性の利用が多く、安全性が重要なサロン運営に適した設計です。

特長② カードや鍵は不要、紛失のリスクや発行費用を削減
予約~解錠までスマートフォンで完結、会員ごとの利用制限も行えるため、会員カードや鍵は一切必要ありません。紛失のリスクを減らすだけでなく、利用者が持つ鍵を管理する手間を省いたり、お試しでサロンを利用したいユーザーが気軽に利用できたりといった効果があります。
→店舗無人化システムについて詳しく知りたい方はこちら

5. 参考

・消費者庁「平成29年版消費者白書 第1部 第3章 第2節(2)若者に多い消費者問題」
・株式会社矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2020年)」
・株式会社NBS「脱毛ビジネスについて」
・株式会社リジョブ moreリジョブBeauty「2019 エステサロン業界最新動向」
・株式会社feileB「コロナ禍に対応 プロによる施術をスポット利用できるセルフ脱毛サロン「CLEVY(クレビー)」が新宿にOPEN」


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日付: 2021/05/25
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