2024年2月2日
店舗にインターネット回線を引くことは、小売業であれ飲食業であれ必ず必要な事です。
モバイルルーターなどの簡易的なWi-Fiや通信キャリアのテザリングを使ったりして、インターネットを整備するのははっきり言ってかなり困難なため、必然的に「法人向け」の回線業者を利用することになるでしょう。
ただネット関連の知識があまりなく、回線業者からインターネット回線を導入すればいいのか疑問に思う方も多いはずです。
本記事ではそんな、飲食・小売店舗の経営を日々がんばる方や、今後開業を検討して必要な設備を整えたいと考えている方に向けて、
基本的な店舗向けのインターネット回線の知識に加え、選び方のポイントや、Wi-Fi・光電話などの周辺機器・関連回線についてまで、幅広く解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
インターネット回線を小売・飲食店舗に導入することは大変重要なものです。
など小売・飲食店舗開業・経営における様々な部分でインターネット回線の導入によるよい効果が見込まれます。
インターネット回線のプランを選ぶ上で重要になるポイントは以下の3点です。
この3点を抑えた光回線は小売・飲食店舗運営の上では、最も向いているプランと言えます。
これらの条件についてそれぞれ解説します。
もし、小売・飲食店舗舗内でお客さん向けの店内Wi-Fiを提供する場合、安定性がありかつスピードがあるインターネット回線かどうかは大前提です。
お客さんが無料ながらも快適なネット接続ができる環境があるならば、滞在を心地よく感じる事ができ、店舗を頻繁に利用してもらえる可能性が広がります。
重ねて、飲食店舗の場合では複数人のお客さんがいっぺんにネットにアクセスするために、ネット通信速度や安定性がなければ、業務や顧客満足度に影響が出てくる恐れもあります。
もしお客さんに向けてWi-Fiを提供するようであれば、インターネット回線の通信制限や容量上限には注意してプランの申し込みをしましょう。
一定期間内である一定以上のデータの通信量を超過してしまうと速度の制限がかかってしまうことを「通信制限」と言います。こうなると、一つ何かWi-Fiを通したネット検索をしようにも繋がらないなどのトラブルが起き、Wi-Fiやインターネット回線でのデータ送受信で時間がかかってしまいます。
また、業務用のインターネット回線では、1カ月あたりで利用可能なデータ容量の上限が定められています。
もし店舗で契約をするインターネット回線のプランで上限があるなら、月末までの間でデータ容量が不足してしまう恐れがあります。
Wi-Fi・インターネット回線を店舗で利用する上では、基本的に5Mbpsの通信速度を確保できればよいと言えます。5Mbpsでは、動画サイトの1080pの動画がトラブルなく再生できるだけでなく、スマホのゲームなどについても問題なく動作が可能になります。
ただこの「5Mbps」というのは、一つのデバイスあたりの数値です。
したがって、幾人かのお客さんが同時につなぐことが前提の店舗規模では、
5Mbps × 店舗内の人数
として計算しなければなりません。
目安ではありますが、もしも15人のお客さんが入る店舗規模でWi-Fi接続をするなら、そのうちの3分の2で、5(Mbps)×10で50Mbpsは最低確保したいといえるでしょう。
飲食店舗では固定電話を導入・用意することは絶対条件と言えるでしょう。
光回線の場合、安価な価格で「光電話」という固定電話を導入できます。
この光電話はあくまでオプションとして追加できるため、一度の契約のみでネット回線と電話を申し込むことができるほか、電話回線を導入するための工事が不要です。
固定電話を使うときはインターネットと電話とを別で使うのでなく、光電話として一括で回線を導入するのが得策と言えます。
店舗に導入できるインターネット回線には様々なサービスが有り、それぞれ特徴的なものがあります。果たしてどれを選ぶとよいのでしょうか。
選ぶ際の注意点は以下の通りです。
インターネット回線にはADSL・CATVが、電話回線にはアナログ回線にADSLなど様々な種類が存在します。
その中でも「光回線」が最も主流で、速度が早いほか快適な利用が可能で、先述した通り「光電話」がオプションで簡単に契約・導入できます。
ADSLでは、フレッツ光がすでに光回線の提供可能エリアでサービスを終了していたり、CATVでは敷設のための工事費が高い場合もあるため、あまりお勧めできません。
したがって、現段階では光回線を導入するのがよいと言えるでしょう。
月額料金では、建物のタイプによって料金が決まっている場合がほとんどです。
したがって、利用できるものの中から極力安いものを選択するとよいでしょう。
導入申し込み時の名義や契約の内容によって、スマホ・携帯とのセット割引が適用されるプランも存在します。
詳しい料金については「店舗にインターネット回線を引く場合にかかる料金とは」の章で紹介しているのでご覧ください。
小売店舗や飲食店舗なら、オープン日までという開通日の制限が存在します。
したがって、店舗のオープンまでに確実に間に合うものでないと厳しいといえます。
小規模店舗では、開店の直前にそれ以外の準備もあり忙しいことが多いので、余裕ある導入と開通が可能なものだとよいでしょう。
インターネット回線業者を選ぶ際は、サポート体制がしっかりしているかを必ず確認しましょう。
毎日利用していると、なぜかWi-Fiや電話が使えないといったトラブルが発生することもあり得ます。そうなると営業への支障が出てきてしまい、お客さんへの迷惑に繋がる恐れもあります。
その際には、迅速な対応や遠隔での技術サポート体制、修理保証等があれば、速やかなトラブル解決が可能となるでしょう。
店舗向けの光回線業者の中では、個人名でのみ契約可能な業者も存在します。
インターネット回線の代金を経費に含める場合、法人名義で請求書を発行可能な業者を選ぶべきでしょう。
前述した通り店舗で通信する上で最も向いているのは、様々な観点からして光回線一択と言えます。
ただ、各社の光回線プランの中でどのプランが向いているのでしょうか。
まず、光回線について分からない方に向けて簡単に解説します。
2022年5月にMMRI(MM総研株式会社)が発表したプレスリリースによれば、FFTH(一般的なネット回線の配線方式)の市場はNTTの光回線(フレッツ光・コラボ光)の契約数が東西合計で2326.6万件(シェア63.5%)に上っており、シェア率ではやはりNTTの力が強くなっています。
KDDIもNTTグループに続くシェア率を占めていながらも、実際は光ファイバーケーブルの敷設済みエリアは制限されています。
また多くのエリアではNTTの光ファイバーケーブルの利用が基本となっており、他の回線業者は「ダークファイバー」と言われるNTTの未利用領域の利用がなされています。
光回線業者を大きく分けると
これらの企業が光回線の提供を行っています。
知名度のあるドコモ光・ソフトバンク光などは「フレッツ光」を利用した
「光コラボサービス」
と呼ばれるものであり、接続業者プロバイダが光回線のインターネット利用では必要となってきます。
フレッツ光の契約のみではインターネットの利用は不可能なため、別でプロバイダと契約をしたり、プロバイダ自身がフレッツ光の回線料をまとめている「光コラボ」と契約する二通りの手段が有ります。
光回線事業者では提供エリアというものが存在しています。
そのエリアに自分の開業したい店舗が入っていなければ、まず契約は厳しいと見るべきでしょう。
NTTでは東日本・西日本で分けられており両方とも含めれば、すべての県全域をカバーできる状況となっています。
ただ、場所によってはカバーできていない地域も存在するため、下記のリンクから検索してみると良いでしょう。
「NURO光」「au光」では提供しているエリアは限られてきます。
NURO光公式サイトより
NURO光では上記の図の通りの提供エリアとなっています。
au光公式サイトより
au光では、下記リンクから携帯番号や名前等も含め入力することで、自分の住んでいるエリアが提供エリアとなっているかが分かります。
店舗にインターネット回線を設置しようとすると、はたして総額でどれくらいの料金がかかってくるのでしょうか。
初期費用と月額料金、固定IPアドレスの個数などオプション料金でそれぞれ分かれてきます。
詳しく解説していきます。
店舗にインターネット回線一式を通そうとする場合、上記のような初期費用+月額の金額がかかってきます。
初期費用や工事費用は各企業でまちまちです。
NURO光の法人向けプランの初期費用は165,000円ですが、光コラボのMOT光であれば15,000円〜とかなり費用で振れ幅があります。
また、手数料がかかりますが工事費を分割して月額料金に合算するケースが多いです。
店舗の場合だとそこまで規模が大きくないため、月額数万円以上の固定費がかかってくることはあまりありません。
ちなみに規模の大きいケースだと初期費用だけでも15~20万円などさらに大きい金額を要求されることもあります。
店舗・法人向けのインターネットを契約する際の初期費用の内訳としては、契約事務手数料に工事費用、固定IPアドレス用の費用等がほとんどです。
工事費用としては、例えばNTTのフレッツ光ネクストでは、22,000円となっており、ここに契約手数料の880円を足した「22,880円」が基本的な初期費用です。
また、NURO光のように165,000円からと高額な初期費用ながらも、とにかくスピードが高いことを売りにしたインターネット回線業者もあります。
ちなみに、すでに建物自体にインターネット回線があり、設備をそのまま利用できる場合はさらに安く抑えられます。
月額料金では、建物のタイプによって料金が決まっている場合がほとんどです。
したがって、利用できるものの中から極力安いものを選択するとよいでしょう。
導入申し込み時の名義や契約の内容によって、スマホ・携帯とのセット割引が適用されるプランも存在します。
光回線を飲食店舗・小売店舗で契約する場合の料金の目安としてはどれくらいになるのでしょうか。
店舗の規模感や同時に接続する端末の台数で変わるものが多いです。ここでは飲食店舗を例に解説します。
飲食店(小規模) | 飲食店(中規模) | 飲食店(大規模) | |
---|---|---|---|
同時接続台数 | 約5台 | 10~15台 | 15~50台 |
月額料金 | 3,400~4,500円 | 3,960~5,610円 | 4,400~5,720円 |
ちなみにさらに規模が大きい店舗へインターネット回線を導入する場合、数万~数十万規模に膨れ上がることもあります。
そうした場合は、あらかじめインターネット回線業者側に確認してから導入すると良いでしょう。
インターネット回線の導入時は、回線事業者だけでなく、別でプロバイダからIPアドレスを取得しなければ、実際にネットを利用することはできません。
IPアドレスには2種類、一般的(動的)IPアドレスと固定(静的)IPアドレスが存在します。
飲食・小売店舗に導入する場合のIPアドレスでおすすめなのが、固定IPアドレスです。
Webサイトを運用したり、店舗外からワードやエクセルなど店舗内で扱っているデータを取り出す場合に必要なファイルサーバーを使う際には必ずこの「固定IPアドレス」が必要になります。
固定IPアドレスを利用する際は、プロバイダと契約して月額のインターネット回線料金に加えて固定IPアドレス用の費用が発生します。
1つのIPアドレスで1,000~10,000円程度が基本的な費用です。
毎月料金がかかってくるため、申し込む前にしっかりプロバイダ会社側に料金を確認することが重要です。
ちなみに、「MOT光」を提供する株式会社バルテックのようにプロバイダとインターネット回線を一括で契約できる会社もあります。
ここでは、光回線事業者が提供する内容を簡単に表にしてまとめました。
コラボ光として「MOT光」を、加えて「auひかり」と「NURO光」をご紹介します。
光回線の飲食店導入を検討される方は、リンクをクリックして各企業のサービスの具体的内容を見てみるといいかもしれません。
コラボ光の中でも、小売業や飲食業などで店舗を運営することを目指されている方におすすめなのが「MOT光」です。
「MOT光」なら、大手携帯キャリア・プロバイダなど¥3,000が一般的な事務手数料がなんと「無料」。
そしてNTT東・西日本との共同事業のため、基本的には全国津々浦々どこでも対応可能な点もポイント。加えてNTTの名義変更は新旧名義人の印鑑証明や登記簿謄本など書類が面倒ですが、それも転用申込書と一緒に名義変更届出書の取得のみで簡単に。
回線速度も100MB/200MB/1GBから選べて、どれも料金が変わりません。
また、電話に関してもスマホで外出先でも内線が受け取れる「クラウドPBX」サービスも展開しており、3IDまで無料な点もポイントです。
MOT光 | |
---|---|
光回線事業者 | NTT(光コラボ) |
最高速度 | 下り上り1Gbps |
下り平均速度 | スピード=100MB/200MB/1GBから選択可能 |
事務手数料 | 無料 |
工事費用 | NTTの工事費用と同じ |
月額基本料(戸建て向け/プロバイダサービス付き) | 5,700円 |
特長 | 事務手数料が無料 開通地域に対する不安がない 名義関連の煩雑な手続きがない どのスピ―ドでも月額料金は同じ |
工事費用については、以下を参照
https://flets-w.com/price/initialcost/
NURO光 | |
---|---|
光回線事業者 | ソニーネットワークコミュニケーションズ |
最高速度 | 下り=2Gbps・上り=1Gbps |
下り平均速度 | 400Mbps |
事務手数料 | 3,300円 |
工事費用 | 44,000円(分割払い=実質無料) |
月額基本料(戸建て向け/プロバイダサービス付き) | 5,2170円 |
特長 | Wi-Fiルーター無料レンタル NURO光でんわがお得 |
参考) NURO光料金表を参照
https://aun-nuro-hikari.com/fee/
KDDI | |
---|---|
光回線事業者 | ソニーネットワークコミュニケーションズ |
最高速度 | 下り上り1Gbps |
下り平均速度 | 320Mbps |
事務手数料 | 3,300円 |
工事費用 | 37,500円(分割払い=実質無料) |
月額基本料(戸建て向け/プロバイダサービス付き) | 5,100円 |
特長 | 光電話だとお得 料金割引制度あり 無線LANなら永久無料 |
参考) au光公式サイトより
https://kddi-hikari.com/plan/
いかがでしたでしょうか。
本記事で以下の6点について理解できたことでしょう。
ただ、店舗と1つ言っても、あらゆる業界にまたがり、多種多様な店舗が存在します。
などなど、あらゆる店舗が存在しており、それぞれの業界ごとで
など細かい部分で異なってきます。
今の時代、光回線になることは確定として、
先ほど挙げたように、光回線事業者にはNTTのみならずau光やNURO光など様々なサービス事業者があります。
そして、インターネット回線提供企業各社ごとで強みが異なってくるために、しっかりと考えず導入すると予期せぬミスマッチにつながることもあります。
例えば、かなりの高速通信が出来る光回線を導入したけれど、導入後で実は店舗運営上そこまで速度がいらないことが分かって無駄な出費につながったり…といったようなミスマッチはよくあります。
こうしたミスマッチを防ぐためにはどのようにすればよいのでしょうか。
全部が全部防ぐというのは難しいかもしれませんが、強いて言うなら
現場での実績を積み重ねてきたインターネット回線事業者
に頼んでみるのが一番いいでしょう。
大手の回線事業者だとどうしても、工事現場で作業する人と営業担当者が別の会社で、現場の考え方と営業担当者の考え方が違う事態が起こりがちです。
なので、「テレビでよく見るから」と安直に決めてしまうと、ミスマッチにつながる可能性もそれだけ高まってしまいます。
そこでおすすめなのが、
この3つを運営する「株式会社バルテック」の
“MOT光” の法人向けインターネット回線です。
MOT光はNTT東日本およびNTT西日本の「フレッツ光」とのコラボレーションによる法人向け光回線サービスです。
光回線の速度や提供エリアもフレッツ光と変わりませんので安心してご利用頂けます。
バルテックのプロバイダ「VPS」、電話回線、IP電話とセットでもご利用いただけるお得なサービスです。
先述した通り、「パソコン修理・保守業」「配線工事業」「クラウドPBX業」の三事業を束ねる企業が提供する光回線のため、柔軟かつ現場に寄り添った提案が可能です。
従来の光回線サービスでは、NTT東日本、もしくはNTT西日本の回線事業者とインターネット接続業者事業者(プロバイダ)それぞれとの契約が必要でした。
しかしMOT光では一社との契約のみで全て完了。
そのため請求書も1本化され、手間のかかる支払い業務の軽減が図れます。
請求書が一本化される事がそんなに大切なのかと想像できない方もいるかと思います。
店舗を運営する際の日々の業務は、店先での営業だけではありません。
商品の仕入れにアルバイトの給与支払いの計算・シフト組み、また税金関連の国相手の手続きまで、たいへんな労力と時間を使います。
店舗の営業も忙しい中、それ以外にかかわる業務量は想像を超えて多く、煩雑なのです。
契約の一本化、請求書の一本化で、インフラの支払いに時間を取られず、数多い業務量を軽減することが可能になるのも「MOT光」が強い点です。
新しく光回線をMOT光でお申し込みの場合は通常発生する申込時の事務手数料が無料!
また、従来のNTTの光回線からMOT光に乗り換える場合も事務手数料は無料になるので、リスクなしで契約の一本化が可能です。