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無人ホテルとは?増加の理由と無人化を実現するスマートロックシステム

無人ホテルとは?増加の理由と無人化を実現するスマートロックシステム

2020年から厳しい状況が続く宿泊・観光業界。人件費などコスト削減のため、予約管理システムやロボットなどのテクノロジーを活用したホテルの無人化が進められています。当記事では、宿泊業界の市場動向や無人化のメリット、スマートフォンで予約・解錠が可能なスマートロックシステムをご紹介します。

コンテンツの目次
  1. 観光・宿泊業界の市場動向
  2. 進むホテルの無人化
  3. 無人運営を可能にするスマートロック

1. 観光・宿泊業界の市場動向

コロナの影響

国連世界観光機関(以下UNWTO)によると、2020年の世界全体の国際観光客数は前年比74%減。2020年5月に、同年の国際観光客数の予測を標準シナリオで前年比70%減、楽観シナリオで58%減、悲観シナリオで78%減と予測していましたが、実績値は標準シナリオよりやや悲観シナリオ寄りという結果になりました。 この影響で、ブランド力のある老舗や大手が、キャッシュ確保のため保有するホテルの売却や営業するホテルの閉鎖を相次いで発表。不動産業界では、テナントをホテルからオフィスやコワーキングスペースへ変更する傾向も増加しました。


今後の市場予測

2021年の6月を迎えた今も、観光業界は厳しい状況が続いています。UNWTOが2020年1月に公表した世界の国際観光客数の予測によると、標準シナリオでは2021年累計客数は2019年の半分にも満たず、コロナ禍前の状況に戻るのは2023年末と予測されています。2019年の水準に戻るのは、楽観シナリオで2022年末頃、悲観シナリオでは2024年末頃と予測されており、今後も厳しい状況が続くとみられています。

しかし、コロナ前の日本の宿泊施設への宿泊者は、日本人が8割、外国人が2割であることが分かっており、国内旅行の需要が高いことがうかがえます。経済協力開発機構(OECD)の公表によると、日本全体の観光消費額のうち84%が国内観光客によるものであり、世界的に見ても、中国、ドイツに次いで国内観光市場が強いと言われています。海外からの観光客が見込めない数年の間を、国内観光客の消費で補う可能性を秘めています。


注目されているトピック

トピック① 業態の多様化
従来宿泊業界の大部分を占めていた旅館やホテルに加え、カプセルホテルやゲストハウス・民泊など多様な宿泊施設の整備が進んでいます。東京五輪や大阪万博による訪日観光客の増加を見通し、民泊新法施行に伴う民泊営業日数に対する規制、さらには旅館業法改正による無人化運営など法規制が変更されたことも多様化を後押ししています。

トピック② コロナ禍での人余り
労働人口不足や観光・宿泊業界の離職率の高さから、長く人手不足の状態が続いてきました。しかし、通常営業が再開できないコロナ禍で状況は一変。帝国データバンクの調査では、「正社員が過剰」とする回答が増加するなど、人材を十分に活かせていない状況に転じています。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査でも、2021年9月の人件費は前年同月と比べて67.2%が減少、うち3分の1で5割以上の減少となっており、残業や賞与の削減・支給停止などの対応をしていることが判明しています。今後も感染症の拡大状況によっては営業が制限される可能性もあり、見通しがつかないことが経営者の頭を悩ませています。

トピック③ テクノロジーの活用
コロナ禍の非接触での接客システムとして注目されているのが、テクノロジーの活用による無人運営です。無人ホテルであるmizukaでは、チェックインはタブレットで、鍵はスマートロックを利用しているほか、一般的にはロボットには難しいとされるリネン業務のIoT化も視野に入れているといいます。Withコロナのホテル運営形態として、そして人件費などのコスト削減の手段としても注目を集めています。


2. 進むホテルの無人化

ホテルの無人化が進む理由

理由① コロナ対策
2020年5月には、一般社団法人日本ホテル協会から、厚生労働省や新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が示した新しい生活様式をまとめた「ホテル業における新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」が提示されました。ガイドライン内では、換気や館内の消毒を徹底することや、対面業務の際に一定の距離を取ることなどが推奨されています。無人システムやロボットを活用することで非接触での接客が可能になるため、感染者を増やさず営業を続けるための手段として無人化が注目されています。

理由② ヒューマンエラーを減らす
テクノロジーを活用することで、ロボットと人間の分業が進んでいます。9種類140体のロボットが“従業員”として働く「変なホテル舞浜 東京ベイ」では、予約や受付の対応などヒューマンエラーが発生しやすい部分はロボットが、マーケティング業務やロボットのメンテナンス・システムメンテナンスなど日常的な管理業務に加え、ロボットが行うのは難しいベッドメイクは人間が行うことでロボットと人間の特性を生かした体制を取っています。

理由③ 人件費削減
無人化の大きなメリットは、人件費を削減できることにあります。「変なホテル舞浜 東京ベイ」ホテルマネージャー・長井さんは、ロボットや最新ツールを活用することによりスタッフの人数を4分の1以下に減らすことができたと語っています。最新システムの導入には高額な初期費用がかかりますが、ランニングコストは定期メンテナンス料と電気代のみであるため、長い目で見るとスタッフを雇い続けるよりも低コストに。ロボットに接客されるという体験としても顧客満足度の向上につながることもあり、人件費以上の働きがあることが分かります。

テクノロジーを活用した無人ホテル

・Keeyls株式会社「HOTEL BAMPKY」
・株式会社Hosty「無人ホテルmizuka」
・株式会社リクリエ「GRAND BASE」
・H.I.S.ホテルホールディングス株式会社「変なホテル」

3. 無人運営を可能にするスマートロック

スマホ1台で完結するスマートロック

弊社が提供する施設予約システム・スマートロックでは、スマートフォン1台で客室の予約~解錠までを行うことが可能です。フロントで受付や鍵の管理をする必要がなくなり、無人施設でも安全に運営することができます。



特長① 会員はスマートフォンアプリで客室の解錠が可能
ウェブサイトから客室を予約。入室時にはQRコードで解錠を行うため、予約者以外が入室することはできません。無人でのホテル運営に適した設計です。

特長② カードや鍵は不要、紛失のリスクや発行費用を削減
予約~解錠までスマートフォンで完結、会員ごとの利用制限も行えるため、会員カードや鍵は一切必要ありません。紛失のリスクを減らすだけでなく、利用者が持つ鍵を管理する手間を省くことができます。
→無人化システムについて詳しく知りたい方はこちら

4. 参考

・株式会社矢野経済研究所「国内ホテル市場に関する調査を実施(2019年)」
・トラベルボイス「コロナ禍で表面化した宿泊業の課題、供給過多だった市場に新しいアイデアが必要」
・ニッセイ基礎研究所「2021年のホテルの市場動向-ターゲット層は国内観光客、求められる積極的な運営姿勢」
・帝国データバンク「特別企画:人手不足に対する企業の動向調査(2021年4月)」
・ITトレンドスタイル「ロボットが接客する「変なホテル」支配人に、スタッフの働き方も変なのか聞いてみた(前編)」


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日付: 2021/06/21