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リスキリングとは? – DXとの関係を簡単に解説

リスキングとは?

いまDX人材の育成とともに注目されている「リスキリング」の意味、「リカレント教育」との違い、事例、メリット、リスキングサービス、導入ステップについてこの記事では解説しています。

コンテンツの目次
  1. リスキリングとは?
  2. リカレント教育とリスキリングの違い
  3. リスキリングの事例
  4. リスキリングのメリット
  5. リスキリングサービス
  6. リスキリングのステップ

リスキリングとは?

リスキリングとは「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」とされています。
第2回 デジタル時代の人材政策に関する検討会

いまリスキリングが注目されている理由として以下が挙げられます。

  • ・デジタル化により生まれた新しい業務への対応
  • ・DXを進めるためにそもそも何が必要かわかる人材が必要
  • ・従業員のスキルアップ、モチベーションアップ

新型コロナウイルス対策に伴い、テレワークや在宅勤務が急速に広まったため、新しい働き方に対応できるスキルが必要になりました。
ビデオ会議やチャットツールだけでなく、CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)を導入したものの、どう有効活用して良いかわからない、集めたデータをどうやったら販売や戦略につなげられるかを知りたい、という要求にこたえられる人材が必要になっていること、これがリスキリングが注目される理由として考えられます。

デジタル関連職種への移行

世界経済フォーラム(WEF)の予測では25年までに事務職など8500万人分の雇用が消滅する一方、データアナリストなど9700万人分の雇用が新たに生まれるとされています。リスキリングの実施で世界の国内総生産(GDP)を6.5兆ドル(約700兆円)底上げするとの試算もあり、デジタル関連の職種への労働移動を後押しするリスキリングの重要性が高まっているといえます。

リカレント教育とリスキリングの違い

リスキリングと似た言葉に「リカレント教育」というものがあります。リカレント教育は「反復」「循環」「循環教育」と訳されます。社会人になってからも必要に応じて専門の知識を学び直すため、「学び直し教育」とも呼ばれています。一方で、リスキリングは学び直しというよりも、これからの時代に必要な新たなスキルを獲得するための学習という意味合いが強くなっています。
また、「生涯学習」という言葉もありますが、これは個人で一生かけて学んでいくものであり、リスキリングやリカレントは企業、仕事との関わりが強い、という違いがあります。

リスキリングの事例

マイクロソフト

コロナにともなう失業者2500万人のリスキリングを無償支援しました。
2020年6月30日、傘下のLinkedIn、GitHubとともに無償でリスキリング講座を提供(ラーニングパスを発行)し、失業者の再就職を支援するため、自社ソフトMicrosoft Teams上に3社の教育コンテンツを発表しました
2021年9月には、マイクロソフトなど国内外の11社・団体が共同で欧米に比べ成長途上の日本のリスキリングビジネスの活性化を目指し、日本企業のリスキリングの支援に乗り出すことを発表しています。

Amazon

2025年までに米アマゾンの従業員10万人をリスキリングすると発表しました。(一人当たり投資額は約75万円)
非技術系人材を技術職に移行させる「アマゾン・テクニカル・アカデミー」、データマッピングスペシャリスト、データサイエンティストやビジネスアナリストなどの高度なスキルを持つ人材が求められており、IT系エンジニアがAI等の高度スキルを獲得するための「マシン・ラーニング・ユニバーシティ」などを実施しています。

日立製作所

日立グループでの実績、経験、ノウハウを盛り込んだ「DXリテラシー研修」を、当社のオープン研修(日立講習会)でも受講できるように用意し、すべてe ラーニング形式の研修を実施。
単にDXの技術や基礎素養を身につけるだけではなく、学習者がDX推進のために自律的に行動し、かつ企業がDX組織にステップアップすることをコンセプトに据えています。
DXを推進する人財育成

リスキリングのメリット

コストパフォーマンス

データサイエンスやAI・機械学習などの高度なスキルの保有者はそもそも労働市場に多くはなく、 IT人材は2020年には41万人、2025年には58万人、2030年には79万人不足すると経済産業省が発表しています(各最大値)。
そのため、外部から人材を採用しようとしても、採用できないもしくは、高額な報酬を払うことになります。内部にデータに通じた人材に投資することは、経験のある人材を を雇うよりも長い目で見た場合にコストを抑えることができると考えられます。

モチベーション向上

新しいスキルの獲得機会を会社から与えられることで、従業員のモチベーション向上にもつながります。
また、スキルを活かした業務や達成度に応じて報酬に反映させるなどを行うことで離職率の低下、テレワークの推進といったメリットが見込まれます。

リスキリングサービス

リスキングサービスを提供している会社、従業員のリスキリングを行うための時間を生み出すテレワークや業務効率化支援サービスの一例をここでは紹介します。

技能向上・研修支援

  • ランサーズ
    「MENTA(メンタ)」では、プログラミングやEWBデザインなどの分野でメンターを探すことができる。
  • ジェイック
    内定者から幹部層までカスタマイズした研修を実施。
  • KIYOラーニング
    動画やテスト・ワークから構成。レポート機能により、教育履歴や結果を一元管理。

業務効率化支援

  • MOT/TEL
    「MOT/TEL(モッテル)」は、スマホを内線化し会社の電話番号で受発信できるクラウドPBX。
  • クラウド電話代行
    会社にかかってくる電話の一次対応を代行。電話対応にかける時間を削減し、必要な業務に集中できる。

リスキリングのステップ

ステップ1:自社の課題を抽出する

まず、自社にどういうスキルがある人材が必要なのかを検討します。 データ分析が必要であれば、統計分析やpythonプログラミング、AIを導入するのであればディープラーニング、機械学習などの習得が必要になります。WEBを強化したいのであれば、HTML、CSS、javascript、PHPなどの言語、WEBマーケティングであれば、SEO、Analyticsの分析方法というように、何が自社に不足しているスキルかによって、学ぶ内容が大きく変わります。

ステップ2:利用するサービスを決める

リスキリングサービスの項で挙げた各クラウドサービスや自社に必要なスキル、学習内容を提供している会社を探し、コースなどの確認を行います。
可能であれば、複数社比較し、料金やサポートなど条件の良いところを選ぶようにします。

ステップ3:目標を決める

何をリスキリングの対象にするかを決めたら、いつまでに、どれだけの従業員にどれだけのスキルを習得してもらうか、目標値を定めます。
ゴールに至るまでに通過点、到達度を決めておくことで、進捗を確認、調整することができるようになります。
また、仕事が忙しくスキルの習得に取り組む時間がなかった、というケースも出てきますので、社内全体でクラウド電話サービスや秘書代行を導入する、といった業務効率化に取り組む必要もあります。

ステップ4:従業員への周知、取組み

リスキリングの実施にあたり、なぜ、何のために、行うのかを伝えます。義務的にやるようにすると、かえってモチベーションを低下させてしまうことになりかねません。
必ずしも従業員がやりたいプログラムの必要はありませんが、会社にとって、個人にとってどういう意義、インセンティブがあるかは明確に伝えます。

ステップ5:業務への活用

習得した知識、技術は実際の業務に活かしてこそ、身になります。講座で学んだことと、実作業には差異もあるため、現場レベルにどう落とし込んでいくか、その結果どうなったか、を検証し、改善していくことが重要になります。

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日付: 2021/11/08
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