飲食店集客を成功させる4つのポイント!新規顧客獲得からリピーターの獲得

2023年3月24日

自分のお店をOPENする事ができ、そんな生活にも慣れてきた頃でしょうか。
OPEN時の客足は想定通り好調だったお店も、それを維持するのは難しいものです。

多くのお店ではOPENから一か月を過ぎる頃には客足は落ち着いてくると言われています。
しかし、ここからが店舗経営の勝負が始まりで、来店客数を伸ばして行く必要があるのです。

その為には、販促活動が不可欠です。OPENまでにも、販促活動は行っていたはずですが、その少し形を変えて引き続き行う必要があります。

どんな方法で、集客していくのか、どんな販促活動を行えばいいのか、店舗の集客力を高めるための施策について紹介します。

目次
  1. 1. 売り上げアップ=来店数・客単価を上げる
  2. 2. 認知度を上げるための発信ツール
    1. ・アナログツール
    2. ・デジタルツール
  3. 3. 「新規向け」「リピーター向け」の販促施策
    1. ・新規向けの販促施策
    2. ・リピーター向けの販売施策
  4. 4. ポイント①SNSを使ってお客様に伝える
  5. 5. ポイント②グルメサイトを導入し、口コミを増やす
  6. 6. ポイント③クーポンでの販促施策
  7. 7. ポイント④ランチで新規来店を気軽に
  8. 8. 飲食店の集客を成功させる方法

1. 売り上げアップ=来店数・客単価を上げる

OPEN前の販促活動は「お店のOPENを知ってもらう」という事に集中して行っていたと思います。

OPEN後は、販促活動は「新規のお客様」「リピーターのお客様」と、ターゲット別に販促活動を行っていく事が重要になってきます。
飲食店の売り上げアップとは、「客単価」「客数」「来店率(リピート率)」を上げる事です。
飲食店を経営している以上、売り上げアップは必須。それに繋げるには必然的にお客様に足を運んでもらう必要があり、そしてその為にはお店を知ってもらうという事になるのです。

インターネットで情報を検索、取得するのが当たり前になった現在では、周知は簡単に感じるような一面もありますが、競合の増加(少し調べるだけで多数のお店を知ることができる)により他店との差別化が必要になるなど、媒体をうまく利用しないと結果を出すのが難しい一面もあるのです。

まず、基本は

・よりたくさんの新規顧客に足を運んでもらう事。

・そこからリピーターを増やしていく。

・顧客それぞれの来店頻度、客単価を上げる事。

この流れです。

このなかのどれが突出していても、どれかが弱くても持続性のある売り上げアップにはつながりません。
うまく並行に行っていく事が重要です。

2. 認知度を上げるための発信ツール

自分のお店を顧客ターゲットに知ってもらう為の有効なツールを、以下にまとめました。

アナログツール

アナログな方法は、おもにインターネットをあまり利用しない年齢層、もしくは近隣などの地域を限定して働きかけるのに有効です。

【チラシ・DM】
店頭や駅前で配布したり、近隣の個人宅や会社にポスティングしたりします。
効果が出るのにはそれなりの枚数を配布する必要があり、コストがかかります。

【看板・のぼり】
店舗前や街中の広告スペースに設置します。
看板のデザインなどでお店のコンセプトなどまでは伝える工夫はできますがメニューやサービスまでは伝える事はできません。
不特定多数の人の目に触れる看板は、お店の認知を高めるのには効果的です。

【テレビCM・雑誌など】
テレビや新聞、雑誌などに広告を出す方法です。不特定多数認知を得るのには一番早いと言えます。
しかし、制作に非常に時間かかる他、コストも高いので小規模の個人店などでは利用するのはなかなか難しいです。

デジタルツール

インターネットを利用した集客も効果的です。
近年では多種多様な媒体があるので、それぞれの特性を生かすことで効果が発揮できます。

【マップ】
スマートフォンの地図アプリから検索できます。
自分の現在地、もしくは目的地周辺で探すのに非常に便利です。
情報は店舗側も掲載・編集でき、無料で利用できるサービスもあります。

【SNS】
写真の投稿ができ、メニューなどが目に見える形でPRできるので来店意欲を促進できるのがSNSの特長です。
店の雰囲気やメニューの魅力を伝える事ができ、拡散されればより多くのユーザーへ伝わります。

【ホームページ】
詳細を知りたいときにチェックするのがホームページです。多彩なデザイン・構成でお店のカラーを出せます。マップやSNSと併用して情報を得る事も多いです。
しかし、あまり整備されていないホームページ、情報の古いホームページはかえって印象を下げてしまいます。

【web広告】
SNSやインターネットサイト、Webメディアなどに広告を出します。
お店の顧客ターゲットと合致するメディアで出稿すれば集客につながりますが、コストもそれなりにかかるので、費用対効果は意識して出しましょう。

3. 「新規向け」「リピーター向け」の販促施策

新規向けの販促施策

【看板やチラシで認知度を上げる】
OPEN時は店舗周辺や、最寄り駅、利用してもらう可能性の高い近隣住民へのアピールし、認知を高めます。ターゲットを縛ったオフラインでの販促活動が有効です。
チラシには魅力的なメニュー写真やクーポンなどを掲載すると、写真から顧客の食べてみたいという心理がはたらいたり、具体的なメニューの内容や価格がわかったりするので、来店しやすくなります。クーポンなどがついていると、お得感もありより集客につながります。
そして、看板は偶然目にした人への認知になります。
チラシやクーポンが届かない人でも偶然前を通った、ちょうどご飯を食べようかと探していた、などで知ってもらえるきっかけとなります。
しかし、チラシや看板にはコストがかかります。
費用対効果は得たいので、それを考慮しながら効果的なタイミングを見極めながら、取り入れることが大切です。

【看板メニューや価格帯の見直し】
新規顧客とリピーターの獲得には、看板メニューも大切です。
「あのお店のあのメニューが美味しい」と話題になれば来店数が増え、さらにお店の味を体験してもらえれば、そこからの口コミで新規顧客の獲得になります。
口コミを広げるのは重要な集客の戦略です。
看板メニューは、味の良さだけではありません。価格も重要になり、コストパフォーマンスのよいものを顧客は求めます。
ただただ安くするだけでは、売り上げにつなげるのは難しくなりますし、珍しい食材や見た目にこだわっていて価格が高いとお客様の来店にハードルになるなど、一定期間だけで客足が遠のいたりします。
お客様が気軽にオーダーできる価格設定にすることが、持続性のある売り上げになります。

リピーター向けの販売施策

【丁寧な接客、常に清潔な店内を心掛ける】
リピーターになってもらうには、お店が居心地のいい空間であることです。
居心地のいい空間とは、清潔であることや、店員の態度や立ち居振舞いによって作られるものです。
テーブルや床、トイレなどが汚れていると居心地は悪く感じ、いくら料理が美味しくてコストパフォーマンスが良くても次回の来店はなかなか難しいと考えたほうがいいでしょう。
いつも対応が親切で朗らかであり、混雑時に待ち時間がどうしても多くなってしまう場合に一声掛けるなどの気遣いで印象は良くなり、また来店しようという心理につながります。
清潔な店内、丁寧な接客はリピーターを増やすのに一番大切な施策といっても過言ではありません。

【限定メニューや唯一無二を押し出していく】
お店で出すメニューで、季節限定や数量限定にするなど、期限や制限のあるメニューを作る事も有効です。
自分が商品を購入する時、季節限定や店舗限定などの商品に魅力を感じて購入して事があると思います。
季節を感じるものを体感したい、その季節に一番おいしいものを食べたい、今だけしか食べられない、というものは来店のきっかけになります。
「限定」という言葉に惹かれて購入に繋がる事は心理的にも多くあり、メニューに応用することで来客アップや売り上げアップに繋がります。
限定メニューは、リピーターにはいつもと違うメニューを食べられる機会になり、新規顧客には来店のきっかけになるのです。

【ポイントカードなど、複数の来店に特典を付ける】
お店オリジナルのスタンプカードや共通ポイントカードの導入がリピーターを増やすきっかけにもなります。
オリジナルのスタンプカードを導入した場合、スタンプカードのデザインや台紙を作成するなどに、コストがかかります。 そして、楽天ポイントカードなど加盟店になってポイント付与を行う共通ポイントカードも、月額での利用料が必要になります。
しかし、共通ポイントカードを利用する場合、それを付与し、利用したりするための機器を導入する必要もありますが、その機器では利用率の多い性別や世代、時間帯などの、顧客分析情報を得られるメリットもあります。
小規模な個人店では難しいですが、ポイントカードアプリを導入している店舗も多いです。利便性の高さが顧客の来店意欲に繋げることができます。

【メルマガやアプリで定期的に情報発信】
定期的にメールマガジンやダイレクトメールを送ると、お客様に自店の存在を思い出してもらえ、内容に新メニューの紹介やクーポン情報など有益な情報を掲載することでも再来店を促進できます。
メールマガジンは自店舗で配信できればそれに対するコストは発生しません。
LINEを利用し、自店の公式アカウントを登録してお客様に友達登録してもらうようにすれば最新の情報をダイレクトにとどける事ができます。 ほとんどの顧客はLINEを利用しているので一番見てもらえるツールでもあります。
プランによりコストはかかるので、費用対効果をみながら進めていきましょう。

4. 集客する為のポイント①:SNSを使ってお客様に伝える

現代の認知獲得にPRできるのがSNSの活用です。 SNSの使用率は全年代に置いて年々増加しています。
Twitter、Instagram、Facebook、LINEなどのSNSに登録し積極的に情報を発信し、ユーザーの目にとまれば来店のきっかけになっているのです。
写真の投稿ができ、メニューなどが目に見える形でPRできるので来店意欲を促進できるのがSNSの特長です。店の雰囲気やメニューの魅力を伝える事ができ、拡散されればより多くのユーザーへ伝わります。
コストもかからないものが多く、最近では飲食店を探す際はSNSを利用するというユーザーも非常に多くなっているので、SNSでの対策は必須とも言えます。
その一方、無料で利用できるので参入しやすい分競合も多く、他のお店と差別化した発信が求められます。フォローやリツイート、いいね!などをしてもらわないとなかなか拡散には繋がりません。こまめに投稿・更新することが大切です。
拡散されるなど、反応があった時の効果は非常に大きいです。


動画でアピールする方法もあります。
検索結果に動画が表示されることで、自社サイトだけの時に比べてアクセス数が増え宣伝効果を高めます。
検索した場合、ほとんどのサイトは自社サイトや地域のまとめサイトが表示されますが、動画が表示されることで興味を持ちクリックされる確率が高まります。

5. 集客する為のポイント②:グルメサイトを導入し、口コミを増やす

一般的に飲食店を探す時、一番使われるのはグルメサイトです。

特に大人数での利用の際はよく利用され、幹事を任された人はグルメサイトで雰囲気やクーポン情報をチェックしています。事前予約をするケースがほとんどなので円滑な予約まで進めるグルメサイトはとても便利です。
さらに、グルメサイトには口コミの投稿ができるので、もし来店したお客様に書いてもらえれば新規来店のユーザーの判断の材料になり、来店の後押しをしてくれます。
ポジティブな口コミでなくてはもちろんいい方向には動かないので、よい印象を与える接客や、店内の雰囲気、サービスは不可欠です。
グルメサイトの登録にはコストがかかるので、顧客分析機能など、自店に必要な内容と照らし合わせながら検討しましょう。

6. 集客する為のポイント③:クーポンでの販促施策

クーポンの発行についても「新規向け」と「リピーター向け」で販促施策が異なります。

新規向け
・初めて来店するきっかけになるような内容にする
・“初めての方”に一品サービスや看板メニューの割引など
・歓送迎会などの季節にお得で魅力的なコースメニューを打ち出す
・女子会やオフ会など、お店側が盛り上げられる内容の施策

リピーター向け
・新規顧客とは差別化した内容にする
・裏メニューや試作品の体験できるような施策
・すっと通っているからこそのスペシャル感を大切にする

常に出していてはあまりクーポンの価値を感じられなくなってしまいます。
タイミングよく適度に発行しましょう。

7. 集客する為のポイント④:ランチで新規来店を気軽に

ランチ、となるとやはりリーズナブルに食べられるというイメージがあります。 そのため、お店側からするとどうしても利益は出しにくくなるでしょう。
しかし、ディナーで気になっていたけどなかなか来店しにくかったという人にもランチは気軽に来店でき、新規のお客様には来店してもらいやすくなります。
新規顧客を増やすには絶好の機会になるのです。
ランチで来店して、印象が良ければリピーターとなり、ディナーもでもまた来店してもらえる可能性が広がります。
男性ウケがいいメニュー、女性ウケがいいメニュー、それぞれ考えて揃えているとどんな客層にもお店のメニューをアピールできます。

いいお店、自分が気に入っているお店は人にも伝えたくなるものです。リピーターが増えると、そのリピーターの一人ひとりが新しいお客様を連れて来店することもあります。
新規顧客を増やし、そこからリピーターを増やすというのは、ランチの営業で非常に作りやすい流れです。

まとめ

集客する=売上アップにつながります。

店舗を認知してもらい、さらにメニューやサービスを伝えて「また来店したい」と思ってもらえなければ来客数は増えません。

新規顧客ばかりである、一時的なブームで来客数が増えた、だけでは経営していくのは難しく、断続的な来客数の増加が不可欠です。

紹介したように現代では数多くの認知を促す媒体が存在しています。
自店のコンセプトや魅力をしっかりターゲットに伝えて、新規顧客やリピーターを増やしていきましょう。

8. 飲食店の集客を成功させる方法

コロナ禍で、営業時間の制限など大きな影響を受けた飲食業界。
少しずつ日常が戻りつつあり、この2年踏み出せずにいた飲食店の開業を決心された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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投稿日: 2023年03月24日、タグ: ,
カテゴリー: 店舗開業|飲食店開業
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