内外装の工事が始まると、いよいよ自分のお店が目に見えて実現していくので、とてもワクワクしているところでしょうか。
実は、工事期間中にもやっておきたいことはたくさんあります。仕入れについての詳細を決定する事、細かい備品を揃えていく事、人員の募集や教育も大切です。
さらに、「工事期間中の店舗オープン告知」も行う必要があります。
せっかくオープンしても認知してもらえてなければお客に来てもらうのは難しいです。あのお店は人が入っていないという印象や口コミは想像以上にお店の印象に影響します。開店と共に経費は掛かっているので、できるだけたくさん来てもらって、売り上げはできるだけ上げていきたいものですよね。
この記事では、飲食店の開業を考えている方、準備している方に是非知っておいて欲しい告知の方法を解説致します。
- 目次
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- 1. 工事期間中も貴重な時間「何ができるか?」
- 2. 認知拡大はGoogle広告とGoogleビジネスプロフィール
- 3. 開店告知の種類と方法
- ・工事中の店の外壁や窓にポスターを貼る
- ・新聞の折り込みチラシを依頼
- ・ポスティング
- ・街頭でビラ配り
- ・フリーペーパーやタウン誌への掲載
- ・SNSやWEBサイトの活用
- ・クーポンを配布してオープンを賑やかに
- 4. 営業に必要な予約システム
1. 工事期間中も貴重な時間「何ができるか?」
「新規オープン」というのは、絶好のチャンスと言えます。顧客の興味を引き付けるのも、いろいろなところにアピールするのも、「新規オープン」というだけでとてもやりやすくなる、一度限りのチャンスです。このチャンスをうまく利用してしっかりとお客さんを掴みましょう。
それでは、内装工事中は何ができるのでしょうか。
飲食店の場合、立地にもよりますが、お客様となるのは近隣に住む方々になります。
近隣に住む方々の場合、徒歩でおおよそ10分から15分程度の範囲もしくは、半径500メートル以内をターゲットとして告知の行動をします。
まずは、近隣のお客様へオープン予定日を張り紙でお知らせします。
これは、工事がまだ始まらないうち、契約の後にすぐ行うことができます。「新規オープン」と聞くと、道行く人は注目します。どんなお店になるのか、どんなメニューがあるのか、どんな雰囲気なのか、興味をもってくれるはずです。
また、店舗前を通るお客様への告知として、持ち帰りできるチラシを準備しておくのもいいでしょう。ホームページのURLやSNSのアカウントを記載し、ネットからも集客できるようにします。
その為には事前のホームページ開設やSNSの内容を充実させておく必要があります。メニューの写真やお店の詳細はもちろんのこと、オープンまでの準備の様子など親しみやすい内容があると、見た人が楽しみにしてくれるでしょう。
2. 認知拡大はGoogle広告とGoogleビジネスプロフィール
認知の拡大に強力なのは、Google広告とGoogleビジネスプロフィールへの登録です。
Google ビジネスプロフィールとは、Googleが提供するサービスの一つです。電話番号、営業時間など、基本情報をGoogleのデスクトップ検索の結果右側(画像参照)やGoogle マップなどのGoogleが提供するサービス上に掲載でき、写真やサービスの特色などをアピールすることができます。
また、Google マイビジネスの情報はGoogle 広告とアカウントを連携することにより、その広告配信に活かすことができるようになります。
Googleビジネスプロフィール
Google広告とGoogleビジネスプロフィールを利用するべき理由は、その
配信ボリュームにあります。
月の広告費用は自分で設定、相談できるので、広告費用がかさむことはありません。露出回数は、予算や内容で変わってくるので一概には言えませんが、月5万程で表示回数が25万回程度という例があります。この露出回数を同額の予算で、チラシやフリーペーパーで実現するのは困難です。SNSでもこれだけのリーチを獲得するのも簡単ではありません。
そしてなによりGoogle広告は、
探している人、興味がある人、近くにいる人に直接広告を届けられるところが魅力です。
取り組む手順としては、
まずはGoogle広告とGoogleビジネスプロフィールの利用がおすすめです。その次に成長を目指し、顧客獲得の手段として食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメなどのグルメポータルサイトを使い、その後InstagramやTwitterなどのSNSでリピーターを増やしていくのが有効です。
3. 開店告知の種類と方法
新規オープンの販促は早いに越したことはありません。告知期間が長ければ長いほど、オープンするという情報はたくさん人の目に触れ、それだけ多くの人に店舗のオープンを周知させることに繋がります。工事期間中にどんなプロモーションを行えるのでしょうか。
① 工事中の店の外壁や窓にポスターを貼る
紙のポスターはアナログながらも侮れない広告媒体です。
一番オーソドックスな方法ですが、工事中の店の外壁やガラス窓などにポスターを貼って告知します。近隣の人であれば、その前を頻繁に通るでしょう。なかなか、足を止めてまで見ないかもしれません。しかし、少ながらずそこに「新しいお店がオープンする」という事は伝わり興味は持ってもらえます。
興味さえ持ってもらえればタイミングが合えば足を止めて見てもらえるかもしれませんし、知ってもらえるだけでも効果はあるのです。
掲載する内容は、店名やオープン日、お店のコンセプトなどで充分ですが、
遠くからでも新しく開店するお店の情報が書かれていることが伝わるようにしましょう。
設置は早ければ早いほど効果が伸びるはずです。
またA看板での告知も効果があります。
オープン前からA看板を道に出しておき、どんなお店がいつオープンするか、告知ができます。看板にはチラシを付けておくと、お客様が手に取ってくれるので、チラシを配布する事ができます。
ただし、道に設置するので設置が可能な場所なのか、近隣の迷惑になっていないか、通行人に邪魔になっていないか、など注意が必要です。倒れたりしない工夫も必須でしょう。
② 新聞の折り込みチラシを依頼
オンラインでの告知・集客が注目されるものの、費用対効果の高さから今もなお多く利用されている告知方法が折り込み広告です。集客効果としては、特に、
主婦層・ファミリー層・シニア層への訴求が期待できるので、自分お店の立地やターゲット層を考慮して利用するといいでしょう。
手順は以下の通りです。
・チラシの作成(自作や、デザイン会社に依頼)
・依頼したい地域の新聞販売所を尋ねて折り込みの依頼
・印刷の手配
・配布する予定の2~3日前までに販売所へ納品
それぞれの工程に準備に手間と時間がかかるので、日程を逆算して、スケジュールを組みましょう。
折り込みのタイミングは、オープンの1週間~前日までの間が目安です。
③ ポスティング
ポスティングとは、
会社や住宅のポストにチラシを投函することです。近隣のお客様をターゲットとして、開業する店ではとくに有効なのがチラシでの販促です。チラシを目にしてからオープンまで何週間も経ってしまうと、忘れてしまう可能性かあるので、オープンの1週間前~直前ぐらいがいいでしょう。
ポスティングするには、下記を見極めましょう
・自分がターゲットとする客層が多いエリアを見極める
・ターゲットが受け取りやすい曜日・時間帯に投函する
気を付けなければいけないのは、チラシ投函禁止の建物には投函しない事です。
禁止なのに投函してしまった場合、オープン前から評判が悪くなってしまいます。悪くなった評判はなかなか挽回できないものです。
④ 街頭でビラ配り
街頭でチラシを配る方法も効果的です。
オープン日が迫ってきたら、街頭でビラ配りをするのも効果的です。なかなか受け取ってもらえないという問題もあるので、ポケットティッシュに広告を入れて配るなどの工夫も必要です。
街頭で通行人にただ渡すだけでは最大の効果が発揮されません。
以下の点に気をつけてビラ配りを行いましょう。
・ターゲットに合わせた時間と場所を設定する
・笑顔で明るく配る
お店の印象にも影響するので、明るくしているとお店も明るいいい印象を持ってもらえるはずです。
注意点としては、配布場所によってはビラ配りをする場合に許可が必要となるケースもあります。最寄りの警察署に確認しておくと安心です。
⑤ フリーペーパーやタウン誌への掲載
地元の情報に特化した情報誌やフリーペーパーへの掲載もおすすめです。コストは多少かかる事が多いですが、
比較的リーズナブルな値段で掲載できることが多いです。
オンライン化が進み、紙媒体の情報はなかなか拡散できないと思われがちですが、地元の情報誌・フリーペーパーに目を通す方はまだ多くいます。特に目を通すのは、当然地元の人が多いので、必然的にターゲットを絞った告知になります。近所で新しくオープンした店舗は気になる方が多い傾向にあるので、積極的に活用していきましょう。
⑥ SNSやWEBサイトの活用
工事期間中のオープン告知にも
SNSやWEBサイトは有効活用できます。
SNSは、オープン後にリピーターの獲得や、お客様との距離を縮めるのに大変有効ですが、使い方によってはオープン前の投稿も高価を発揮します。
TwitterやFacebook、ブログなどリアルタイムな情報を届けられるSNSで、自分が決意してからオープンまでの道のりを随時アップしていくと、それを見た人達は、興味をもって追ってくれます。どんなお店が出来上がっていくのか、みんなが興味をもって注目されると話題にもなります。
それなりのフォロワー数が必要であり、コンセプトが興味のわくような過去にないものであるなどそう簡単ではないかもしれませんが、
オープン前からファンを獲得するためにもぜひSNSやWEBサイトを活用してみるのも面白いです。
オンライン上のSNSやWEBサイトの対策として、お店の場所・営業時間・電話番号などの基本情報は、お客様が調べた際にすぐ出てくるよう見やすく準備しておきましょう
連絡先がわからない、道がわからない、という理由で来店を諦めてしまうのは避けたいところです。
⑦ クーポンを配布してオープンを賑やかに
開業時の集客に効果的なのが、クーポンの配布です。
クーポンの配布の方法はクーポンの配布方法は、折り込みチラシ、ポスティング、街頭でのビラ配り、広告出稿、SNS……といずれの方法にも付けることが可能です。チラシなどの紙媒体のものはその隅の方にクーポンをつけたり、もしくはチラシ自体を持参してもらったりする事も可能です。SNSなどのオンライン媒体でも、画面を見せる、もしくはフォローを促したり、投稿をお願いしたりするなどで特典をつけることができます。
クーポンの発行はとても効果的な反面注意も必要です。
オープン時は店員側も不慣れです。そこにたくさんの来店があると慌ただしくなり、うっかりクーポンの特典を忘れてしまうのは避けたいところ。1品サービスなのにその品物が出てこない、〇〇円引き・〇〇%OFFなのに値引きがされていない、などの事が起きてしまうと、せっかく期待して来店してくれたお客様をがっかりさせてしまいます。
悪い印象も持たれてしまうと、それが口コミとして広がるなど、一度悪くなった印象はなかなか挽回できないものです。広告宣伝をする場合は、一緒に働くスタッフのトレーニングも念入りに行いましょう。
まとめ
「工事期間中の店舗オープン告知」は非常に大切です。来店してもらうにはまず、知ってもらう事が必須だからです。
告知の方法はオフライン・オンラインそれぞれあります。時代の流れは速く、最近ではオンライン・SNSなどの告知や集客のほうが効果があるように一見感じますが、
オープン前の告知はアナログ・オフラインの方が効果を発揮できる傾向にあります。
地域とのコミュニケーションをとった方が信用・信頼を得ることができ、興味をもってもらいオープンを期待して待ってもらえるでしょう。時代の変化にも対応するのも必要なので、ブログやSNSを使った集客も利点・欠点を見極めて並行して行っていきましょう。
4. 飲食店向け営業に必要な予約システム
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