24時間・非接触営業のゴルフ練習スタジオとは?無人化を実現するシステム

24時間・非接触営業のゴルフ練習スタジオとは?無人化を実現するシステム

コロナ禍でも楽しめるレジャーとして脚光を浴びるゴルフ業界。近年若者や初心者プレイヤーが増加しており、初心者が通うゴルフ練習スタジオでは、感染症対策を行いつつ運営を行うための工夫が凝らされています。当記事では、ゴルフスタジオで24時間・非接触の運営を実現するシステムをご紹介します。

コンテンツの目次
  1. ゴルフ業界の動向
  2. トレンドと注目のトピック
  3. 24時間・非接触営業を実現するシステム

1. ゴルフ業界の動向

ゴルフ市場全体の規模と推移

ゴルフ場・練習場・ゴルフ用品などゴルフ市場全体では、現在1兆5000億円前後の市場があると言われています。その経済効果は4兆円に上るともいわれますが、バブル期と比べるとゴルフ人口は1,200万人→800万人程度まで減少、ゴルフ場・練習場・ゴルフ用品の市場すべてが規模を縮小しています。

ゴルフ場に限定した市場規模(グラフ)では、バブル崩壊とともに規模が縮小。1992年に2兆円に迫った市場規模も、2010年には1兆円を下回るようになっています。 レジャー白書より作成)

市場規模縮小の背景と課題

長期にわたり続く不況や感染症の流行による緊急事態宣言など、日本ではレジャー業界全体に厳しい状況が続いています。なかでも、特にゴルフ市場が苦戦する原因としては、以下のようなものが考えられています。

理由① プレイヤーの高齢化
利用者の中心であった団塊世代が高齢化しリタイア。接待目的での利用が減少。

理由② 若者の車離れ
ゴルフ場は郊外にあることが多く、またゴルフ用品は荷物になるため車でのアクセスが便利。車を所持する若者が減少していることから、趣味の選択肢から外れることに。

理由③ 客単価の低下
利用者を呼び込むための価格競争や、ゴルフ用品の中古ショップが増加したことにより客単価が低下。

危機感を覚える日本プロゴルフ協会・日本ゴルフ場経営者協会・全日本ゴルフ練習場連盟の3団体は、「ゴルフ業界の市場規模を2兆円に引き上げる」という目標を掲げ、業界再生への道筋を模索しています。


2. トレンドと注目のトピック

規模の縮小に苦しむゴルフ業界でしたが、コロナ禍でのライフスタイルの変化から初心者プレイヤーが増加。「堅苦しそう」「接待のスポーツ」といったイメージも少しずつ変化し、業界に追い風が吹いています。

ゴルフ相手に変化。上司や接待相手から、友人や同僚へ

アエラスタイルマガジンが2021年に行った調査によると、「ゴルフに行くときは誰と一緒に行くことが多い?」の質問に対して、上司や接待相手など仕事関係者と回答したのは6%。一方で、友人・同僚と回答したのは53%と、現代のビジネスパーソンにとってゴルフは仲間と楽しむスポーツであることが分かります。ゴルフを健康的な趣味であると考える人が多く、友人や同僚と長く続けられる趣味としての魅力が見直されていることが分かります。

コロナ禍での趣味として。若者ゴルファーも増加

日本最大級のゴルフ専門ポータルサイト「GDO」が発表した2020年の月別ゴルフ場送客件数によると、例年であれば多くのゴルファーでにぎわう3~5月に、緊急事態宣言や自治体からの要請による休業と重なり大きく影響を受けていたことが分かります。
しかし、6月以降の送客件数はゆるやかに上向いており、8月には前年比125%以上を記録したと発表。法人での利用が多い「ゴルフコンペ」は前年度比86.1%であるものの、一般客の予約が増加していると伝えています。コロナ禍での密を避けた趣味や、食事・カラオケに替わるコミュニケーションの場としてゴルフが選ばれているようです。
ゴルフ専門ポータルサイト「GDO」が発表した2020年の月別ゴルフ場送客件数 (日本最大級のゴルフ専門ポータルサイト「GDO」が発表した2020年の月別ゴルフ場送客件数より)

さらに、世代ごとの特長としては、若年層(20~30代)の予約数が前年の約2倍であることも伝えています。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年3月以降、40歳以下の若年層の練習場利用が増加傾向にあるとしており、リモートワークの増加に伴い運動不足を解消したい若者がゴルフを始めていることが分かります。


初心者増加により練習スタジオが盛況。24時間営業・個人レッスンの導入も

若者・初心者の増加により、シミュレーターなど機器を用いた練習やレッスンを受けられるゴルフ練習スタジオでは利用者が増加。日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長は会見で、「関西・中部地区の特定の練習場への来場者動向調査」で昨年と比べて20~24歳が125%増、25~29歳が60%増加。その大半が新規来場者だと伝えています。

ゴルフスタジオでは、利用者の増加や感染症対策に対応するために以下のような対策を行っています。


3. 24時間・非接触営業を実現するシステム

ゴルフスタジオ運営の業務例

24時間営業のゴルフスタジオ運営には、以下のような業務が必要です。

営業時間が延びることによる業務量・時間の増加だけでなく、インターネット予約・若者向けの新プランなど新たなシステムを採用する場合は、従来通りの運用では管理が難しいことも。
また、24時間スタッフを常駐させる余裕がない場合には、施設のエントランス・更衣室・個室の鍵の管理などセキュリティ面での課題が生じることもあります。

24時間・非接触営業を実現するシステム

バルテックでは、ゴルフスタジオの無人運営を実現するシステムを取り揃えています。幅広いシステムから施設に合わせて必要なものを一括で揃えることができるため、導入・維持の手間を省くことができます。

手ぶらで入退場管理ができる顔認証システム・入場ゲート

会員管理・入場管理に便利な顔認証システム。
約1秒で認証可能なAIシステムにより、スムーズな入退場を実現します。 会員証や鍵の受け渡しが不要になるため、紛失や盗難などのリスクも低減することができるうえ、スタッフが常駐する必要はありません。
さらに、入場ゲートと組み合わせることにより、体温検知により規定以上の体温を検知した場合にはアラートを発信、会員以外の共連れや不審者の立ち入りを制限することも可能です。
→顔認証システム・入場ゲートの詳細はこちら


スマートフォンで完結する施設予約・スマートロックシステム

入退会や施設利用の予約管理をはじめ、会員の入金・時間貸しの決済が可能な予約システムです。
スマートロックと連携し、予約の際に受け取るQRコードでエントランスや個室の解錠が可能。入会から予約・解錠までをスマートフォンで行うことができます。情報はクラウド上で管理されるため、本部スタッフが管理業務を担うことも可能です。
→施設予約システムの詳細はこちら
→スマートロックの詳細はこちら


キャッシュレス決済対応の精算機

お試し利用者への時間貸しチケットの販売や、レンタル用品のチケット販売に適した精算機です。
タッチパネル式のため、表示するメニューを季節や時間帯によって変更することができます。また、キャッシュレス決済が可能であるため、スマートフォン1台で気軽に利用してもらうことができます。
→キャッシュレス精算機の詳細はこちら


4. 参考サイト

・公益財団法人日本生産性本部「レジャー白書2020」
・朝日新聞デジタル・アエラスタイルマガジン「現代のビジネスパーソンにとってのゴルフの魅力とは?編集長の「見立て」。#42」
・株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン「Withコロナ時代のレジャーとしてゴルフの新規顧客が急増~新しい様式で個人需要が伸び、8月のゴルフ場送客件数は前年比125%超えに~」
・東洋経済オンライン「ゴルフ場に若者激増、突如吹いた追い風の正体 仲間や家族と楽しむ人が増えている」


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日付: 2021/09/22
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