工事現場の入退場記録を残したい。必要なシステムは?

工事現場の入退場記録を残したい。必要なシステムは?

日々、様々な作業員が出入りする建設現場。入場者の記録を正確に行うのは難しいものです。 こちらの記事では適切なシステムを導入することで現場の入退場記録を簡単に行える方法をご紹介します。

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コンテンツの目次
  1. 入退場記録の把握と同時に出面管理を行う方法
  2. 「顔認証」による入退場の管理
  3. 建設業向けクラウド出面管理システム
  4. まとめ

2. 入退場記録の把握と同時に出面管理を行う方法

出面管理を行いたい 沢山の作業員が出入りする建設現場。多くの場合複数の会社からの人員が混ざる場合も多く完全な把握は困難です。
また同時に、現場の業務を効率よく行い、作業時間や内容から給与計算を行う為には「誰が」「いつからいつまで」「どこで」作業を行っていたかを記録する「出面(でずら・でめん)管理」や「勤怠管理」が大変重要となります。

入退場記録の把握、出面管理の主な方法として代表的なものに
■タイムカード
■自己申告による紙への記載
■ICタグやIDカード
などがあります。各管理方法を順に見ていきましょう。

タイムカード、紙での管理


現場への入退場記録の方法として、今でもスタンダードなタイムカード。 また、点呼を取って各々紙に記載などして管理する方法は誰もがわかりやすく導入もしやすい方法です。 一方、タイムカードや紙での管理は打刻や記載の忘れや漏れ、不正や間違いなども頻繁に起こります。
また、エクセルへの転記による管理を行う場合ヒューマンエラーも考えられ、何よりも毎月膨大な時間を費やすことになります。

2024年4月から建設業にも働き方改革が適応され、時間外労働時間の上限は原則
・月45時間以内
・年360時間以内
となり、削減できる業務から削っていかないと法定時間内に業務を収めることが難しくなります。
タイムカードや紙、エクセルでの入退場記録の管理は法改正により今後は適切ではないかもしれません。

それでは、ICカードによる入退場管理はどうでしょうか。

ICカードによる管理

ICカードで入退場管理のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

ICカードのメリット
・カード内に埋め込まれたICチップによって個人を認証し、解錠するためセキュリティが高く、偽造のリスクが低い
・カードリーダーは非接触型のものが多く、直接触れる必要がないので、衛生的で感染症対策にも有効
・入退室の履歴をデータとして記録できるので、勤怠管理やトラブル発生時の対応にも役立つ

ICカードのデメリット
デメリットとしては
・カードの紛失や忘れ、貸し借りなどによって、本来のカードの持ち主と異なる人が入退室できてしまう可能性がある
・カードの管理が煩雑になることもあり、カードの発行や更新、廃棄などの運用コストがかかる
・カードの破損や紛失のリスクがある。

などが挙げられます。

メリットも多いICカードですが、完全にセキュリティが守られるとは言い切れない部分もあります。

以上のような手段以外に、近年注目されている方法に「顔認証」による入退場の管理があります。

3. 「顔認証」による入退場の管理

「顔認証」による入退場の管理
顔認証による入退場の管理はあらかじめ登録された作業員の「顔」がそのままICカードや社員証の代わりとなり、紛失などのリスクを回避した入退場管理が可能になるシステムです。
以下に顔認証による入退場管理のメリットを解説します。

1.セキュリティの強化

専用の顔認証端末に登録された本人情報は、AIによる本人認証で99.9%の高精度で本人確認が可能です。
ヘルメットやマスクをしていても目元の特徴から認証できます。
その為、ICカードやタイムカードでは可能だった本人以外の認証や改ざんも物理的に不可となります。

また社員証とIDカードを兼ねている場合などには頻繁にカバンやポケットから出し入れしたり、首から下げたりすることで、紛失や破損などによる再発行やデータの書き換えなどが発生しますが、顔認証であればそれらのリスクを防ぐことに繋がります。


2.体調管理も同時に行える

顔人認証端末には、認証と同時に体温を測定する機能を有しているものがあります。
作業員の健康状態を入場前に把握でき、体表面温度が高い場合に入場を制限することもできるため感染症などを拡散するリスクを未然に防ぐことができます。

3.勤怠管理や出面管理が同時にできる。

顔認証端末で認証と同時に、出退勤管理や出面管理を行うことができます。
出退勤のデータはクラウド上に自動で記録、集計されるため集計作業にかかる時間を大幅に削減することができます。

3. 建設業向けクラウド出面管理システム

建設業向けクラウド出面管理システム 株式会社バルテックの出面管理システムは専用の顔認証端末に登録した情報から入退場時の本人確認と本人認証、ログを取得し、 各現場の作業員情報・通門記録データをクラウド上アプリケーションに集約します。


登録もスマートフォン、PCによる各作業所専用登録サイトより登録が可能で、簡単に顔写真や作業員情報を登録し、MCデータプラス社のグリーンサイトの作業員情報との連携を確立。本社・支店等から最新データを閲覧し、抽出することが可能です。


建設業向けクラウド出面管理システム 作業所内でどれだけの作業員がはたらいているかを数値化する「滞在者数」をリアルタイムで確認。職種別・作業所別・一次会社別での出勤者数を表示できます。
アプリケーションで管理帳票はもちろん、各種集計の出力をサポート。データの利活用と業務効率化に貢献します。


勤怠管理システムと連動することで顔認証時に出勤退勤を打刻と検温による体調管理を同時に行い、実労働時間を給与を自動で集計することができ、事務作業にかかる時間を大幅に削減できます。

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3. まとめ

正確に不正やトラブルを回避して入退館管理を行う為にも、適切なシステムの導入は不可欠です。
タイムカードや紙、エクセルでの管理は2024年からの働き方改革法案の改正への対応が難しいため、顔認証での入退館管理等に切り替えることは有効といえるかもしれません。



日付: 2024/01/22
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