サロンの開業費用を抑える方法。省コストで業務改善を実現するシステム

サロンの開業費用を抑える方法。省コストで業務改善を実現するシステム

柔軟な働き方を求める人が増えたことから、美容室やネイルサロン・エステサロンの開業・独立が増加しています。当記事では、開業資金を抑える方法と人件費を削減する無人化システム、スマートフォンで会社番号発信ができるクラウドPBXをご紹介します。

コンテンツの目次
  1. 平均的な開業資金
  2. 開業費用を抑える方法
  3. 省コストで自動化できるバルテックのシステム

1. 平均的な開業資金

「サロンの開業にかかった費用」調査結果

サロンの開業費用調査結果 サロンの開業サポートを行う株式会社ビューティガレージが2019年に行った調査では、開業費用の平均値は1,255万円とされています。最頻値は1,201~1,400万円であり開業者の4割に上ります。

801~1,400万円の人が全体の約8割を占めていることから、3~5席・13~15坪ほどのコンパクトなサロンが増えているようです。このうち、自己資金の平均値は328万円であり、26.1%程度の自己資本比率での開業が多いことが分かります。

開業費用は減少傾向に(全業種対象)

全業種の開業費用調査結果
全業種の開業者を対象に日本政策金融公庫総合研究所が2020年に行った調査では、開業費用「500万円未満」の割合が43.7%と最も高く、次いで「500万~1,000万円未満」が27.3%を占める結果になりました。

「500万円未満」の割合は1991年度の調査開始以来最も高くなり、開業費用の平均値も989万円と調査開始以来最も少ない結果となりました。開業費用は年々減少傾向にあり、さらに「500万円未満」の資金で小さくビジネスを始める人が増加していることがうかがえます。

2. 開業費用を抑える方法

開業費用を抑える方法はいくつかありますが、以下のような方法が例として挙げられます。

開業場所を見直し賃料削減

サロンの開業場所は、テナントビルへ出店や自宅の一室を開放するなど様々な形態が考えられます。なかでも、安く好条件の物件を利用できることで人気を集めているのが、賃貸マンションとシェアサロンを活用する方法です。

賃貸マンションの一室で開業
<メリット>
自宅よりもアクセスが良く、テナントビルよりも賃料が安い
アットホームな空間を演出でき、居心地の良さを提供できる

<デメリット>
マンションによっては店舗として利用できない場合がある
テナント出店に比べ顧客の信用を得にくい
集客のために積極的な認知活動が必要

シェアサロン・レンタルスペースを利用
シェアサロンとは、店舗を持たない技術者向けにセット面や設備を貸し出すサロンのこと。月額制で全国に展開しているサロンをどこでも利用できるサービスが多く、ライフスタイルに合わせた営業が可能です。
→シェアサロンについて詳しく知りたい方はこちら

<メリット>
営業場所や時間など、ライフスタイルに合わせて変更可能
全国の提携箇所を使用できるため広範囲からの集客が見込める
内装や設備は整っており、出費が少ない

<デメリット>
内装を自由に変えられないことが多い
近年増加した形態であるため、郊外や地方店舗は少ない

設備や備品を安く入手する

「サロン事業が軌道に乗った」と感じられるまでに、半年~1年ほどかかることが多いようです。軌道に乗る前に経営破綻することがないよう、いきなり高級な設備を整えるのではなく、小さくビジネスを始めることが重要です。

無料で手に入れる方法を探す
中古品であれば、先輩経営者が使用していたものやジモティーなどのリユースサービスから無料で入手できる可能性があります。

リース契約やレンタルサービスを利用
必ずしも購入しなくてもいい設備や備品は、リース契約やレンタルサービスを利用しましょう。お試し利用を続けることで、好みのメーカーやブランドを見つけられるという利点もあります。

自動化・無人化を優先し人件費削減

店舗運営から施術、事務作業まで1人でこなすのは至難の業。しかし、人件費がかさむためスタッフを雇用できず、長時間労働に陥る経営者も多いのではないでしょうか。

家族や友人に手伝ってもらう経営者も多いようですが、「人を増やす」のではなく「減らす」意識を持つことで、コストを抑えつつ業務改善を実現させることが可能です。顧客情報の管理や経理などの事務作業を中心に、多くの業務を自動で行うサービスが積極的に導入されています。なかには自動シャンプーなど高度な設備を整えているサロンもあり、知名度アップ・集客につながっている例もあるほど。初期投資はかかるものの、長期的には人件費削減・働き方改善につながることが多く、導入が進められています。

<自動化されている業務例>
予約管理・受付対応・顧客情報管理・販売情報の集計/管理・レジ業務・集客など

独立支援のサービスを利用する

サロン経営者としての経験がある人は少なく、独立のハードルを上げる一因となっています。開業・サロン経営について相談できるサービスを利用することで、資金集めの方法から経営状況の相談まで、様々な状況で経営のプロによるアドバイスを受けることが可能です。

<代表的な独立支援サービス>
・株式会社スタイルデザイナー「スタイルデザイナー」
・株式会社ビューティガレージ「ビューティガレージ開業・経営支援」
・株式会社ISACC「サロン開業支援LMS」
・株式会社リアルリンクス「サロン店舗Labo」
・株式会社アリオス「開業支援・運営サポート」

補助金・助成金制度を利用する

開業時やスタッフの雇用・機器の導入など様々なタイミングで利用できる補助金・助成金があります。代表的な以下のような補助金・助成金のほかに、各自治体で運営しているものもあるため、店舗の場所決めの際に参考にすることもできます。

<代表的な補助金・助成金>
小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金・ものづくり補助金・地域雇用開発助成金・業務改善助成金・時間外労働等改善助成金

3. 省コストで自動化できるバルテックのシステム

人件費を削減する店舗無人化システム


機能① 店舗の入会や予約対応、決済を全てオンラインで完結
事務作業に膨大な時間を取られていませんか?顧客情報の管理や入会受付、カード発行などのバックオフィス業務を、全てオンラインで完結することが可能です。事務業務を効率化することで、お客様とのコミュニケーションや店内の清掃、新サービスの開発・集客などに時間を充てることができます。

機能② 無人化により余裕を持った店舗運営を実現
スマートロック、予約システム、入退場ゲート、キャッシュレス精算機などのシステムを提供しています。全て揃える際に別々のメーカーに依頼すると管理の手間や導入コストが増えてしまいますが、バルテックなら一社で全てのシステム導入を承ります。管理維持の手間、コストを大幅に低減、無人運営に必要な機能を利用できます。

機能③ クラウド上で管理、自宅や遠方でも事務作業可能
データは全てクラウド上で管理されているため、自宅や通勤の合間に事務作業を進めることが可能です。また、事務スタッフを雇う際にも、出勤の必要がないことから採用できる人の幅が広がります。アクセスできる情報に制限をかけられるため、複数人での管理の際も安心です。

機能④ 開業から運営・収益化までのコンサル相談
→無人化システムについて詳しく知りたい方はこちら

会社番号をスマホで使えるクラウドPBX

予約対応や緊急時の顧客への連絡など、電話で連絡を取る機会は多くあります。個人の携帯番号を代表番号として利用するケースもありますが、顧客からの信用を得にくいことや銀行口座開設ができないこと、プライベートがなくなるなど様々なデメリットが存在します。
→プライベート携帯での起業 メリット・デメリット

バルテックが提供するクラウドPBX「MOT/TEL」では、個人のスマートフォンにアプリをダウンロードするだけで会社番号を利用することが可能。いつでも店舗にいるような電話対応ができるだけでなく、転送費用が必要ないため安価に電話サービスを利用可能です。
また、IVR(自動音声応答)やCTI(着信時の顧客情報表示)、インターネットFAXなどの豊富な機能により、電話対応業務の効率を大幅に改善することができます。
→クラウドPBXとは?ビジネスフォンとの違い

→クラウドPBX「MOT/TEL」について詳しく知りたい方はこちら


4. 参考

・株式会社ビューティガレージ・SALONスターター「【美容室開業のリアル】2019年開業サロンの自己資金と借入金データ」
・日本政策金融公庫総合研究所「2020年度新規開業実態調査」
・美容業界のニュースメディアBeautopia「美容室の店舗数、令和元年は25万4422軒 過去最高を更新」
・株式会社ソラボ・創業融資ガイド「開業費用を抑えるために、経営者がやっていることは何か?」


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日付: 2021/06/30
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