個室ブースビジネスを開業するには?

個室ブースビジネスを開業するには?

コロナ禍で多くの企業がテレワーク化に取り組む昨今、都市部の企業がオフィスを手放すケースが増加しています。都内では賃料の下落も著しく、不動産業界やオーナーの中には、テナントの募集に頭を抱える方も多いのではないでしょうか。当記事では、コロナ禍でニーズが高まったフレキシブルオフィスに注目し、個室ブース運営を実現するツールをご紹介します。

コンテンツの目次
  1. コロナ禍での不動産オーナーの悩み
  2. 需要が高まる「フレキシブルオフィス」
  3. 個室ブース運営を実現するサービス

1. コロナ禍での不動産オーナーの悩み

オフィス需要の低下や飲食店撤退により、賃料下落が顕著に
大企業のオフィス解約や縮小移転が話題になった2020年秋頃から、渋谷・恵比寿エリアを中心に賃料の下落が進んだといわれています。もともとこのエリアは人気が高く、長く賃料の上昇が続き坪単価が高くなっていましたが、出社が必要なくなったことにより、賃料の高さから解約する企業が続出。空室率が上がった結果、賃料を下げているといいます。

他にも、大手町エリアは坪単価4万〜5万円であったところから4万円前後に。六本木エリアも坪単価3万円前後から2.5万〜3.0万円と、全体的に大幅に下がるか、弱含みな状態になっています。
→増澤陸「都心のオフィス賃料相場、この半年で最も下落したエリアは?」

2. 需要が高まる「フレキシブルオフィス」

急速に進んだテレワークの課題

コロナ禍に急速に広まったテレワークの取り組み。十分な準備期間を設けられなかったテレワーカーは、様々な課題を手探りで解決しながらの勤務となっています。特に家庭を持つ社員やプライベートとの区切りをしっかりしたい社員からは、「集中してテレワークができる場所」へのニーズが高まっています。

しかし、テレワークやモバイルワークと比べ、「テレワークができる場所」の利用率は低いのが現状です。表のとおり、テレワークやモバイルワークはニーズと実施率にさほど差がない一方で、場所の確保に関してはニーズと利用率に大きな差が生じています。近所に気軽に利用できる場所がない、セキュリティ対策が心配などの理由から、今も多くの人が安心してテレワークをできる場所を探しています。

株式会社ザイマックス不動産総合研究所「首都圏オフィスワーカー調査 2019」



コロナ禍での個室ワークブース需要の高まり

Web会議システムやリモートアクセスなど場所を問わず働くためのツールが発達したことや、政府による働き方改革の推進により、社外でデスクワークや通話、Web会議などの音声コミュニケーションができる環境に対するニーズが高まりました。駅などの公共空間にブースを設置し、時間単位でユーザーに貸し出すブースも多くみられるようになり、外回りでの業務が多い会社員が隙間時間に業務をするために利用するほか、自宅以外でテレワークをするための場所として活用されています。

2020年度以降は、テレワークを余儀なくされたものの自宅の通信環境が十分でないケースや、身近に家族がいることにより仕事に集中できないなどの理由でワークブースを利用するケースが増加。シェアオフィスやコワーキングスペースを利用していたユーザーが感染症対策として完全個室のワークブースの利用に切り替えるケースもみられました。

ワークブースサービスの今後の予測

株式会社日本能率協会総合研究所の「MDB Digital Search 有望市場予測レポートシリーズ」では、2019年度時点では1,000万円程度であったワークブースサービスの市場規模は、2025年度には24億円となると予測されています。コロナ禍で働き方の多様化が急速に進んだことから、利用者数・利用理由ともに増加すると考えられています。

ワークブース市場規模・予測 個室ブースは現在駅構内やオフィスビルの共有部分、商業施設など、人が移動・待機する導線上を中心に設置されていますが、今後は空港のロビー・ラウンジ、飲食店、ショッピングセンター、図書館、イベント会場など、様々な場所に設置が進む見通しです。さらに、仕事だけでなくプライベートでの利用もみられ、集中しやすい空間でPC作業や趣味の作業などを行うための利用のほか、オンライン英会話、学生の自習、一時的な休憩場所としての利用など、幅広い使われ方が見込まれています。

空きスペースを活用し施設利用者の利便性を向上できるため、設置ブース数の増加と共に、市場は拡大していくと予想されています。

3. 個室ブース運営を実現するサービス

木製の防音・個室ブース「EDOブース」

「EDOブース」は木製の防音個室ブースです。オフィスでのWEB会議時に利用するほか、自宅に設置し集中力を高めたり、学校や病院などの空きスペースでWEB面接・面会に利用したりするなど、幅広い用途でご利用いただけます。



特長① 再利用可能な「捨てないオフィス家具」
組み立て式のため、部材ごとに取り外しが可能です。お好きな高さやレイアウトにカスタマイズでき、個室ブースとしての利用後はデスクやパーテーションに再加工できます。

特長② 温かみのある木製素材
個室ブースでは珍しい木製素材でできているため、公共施設に設置しても威圧感を与えることがありません。ホテル・空港のロビーやショッピングセンターなど、様々なシチュエーションになじむデザインを採用しています。

特長③ スマホ1台で予約・解錠br> スマートフォンから簡単にWEB予約・解錠が可能です。予約者に送信されるQRコードで扉を解錠するため、無人でも安心して運営することができます。
→防音個室ブース「EDOブース」について詳しく知りたい方はこちら

スマホ1台で完結する施設予約システム

スマートフォン1台で施設の予約~解錠までを行うことが可能です。誰でも簡単に利用できるだけでなく、手動で受付や入退室の管理をする必要がありません。



特長① スマートフォンアプリで解錠が可能
ウェブサイトから個室・公共施設などの予約を登録、入室時にはQRコードで解錠を行います。手動で受付や解錠を行う必要は一切なく、遠隔地からでも管理が可能です。

特長② 会員カードなどの発行不要、紛失のリスクや発行費用を削減
予約~解錠までスマートフォンで完結、顧客ごとの利用制限も行えるため、会員カードや鍵は一切必要ありません。
→施設予約システムについて詳しく知りたい方はこちら

参考

・株式会社 日本能率協会総合研究所「ワークブースサービス市場2025年に24億円規模に」
・株式会社ザイマックス不動産総合研究所「首都圏オフィスワーカー調査 2019」
・増澤陸「都心のオフィス賃料相場、この半年で最も下落したエリアは?」



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日付: 2021/05/17
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